おお!なんと見事な一(以下略)

(公務に復帰して、定例会議での席上にて)

「だが、それがいい」

何が?と問うなかれ!傾奇者・前 田慶次郎利益の定番セリフなり。ちなみに利益だったり利太だったり利大
だったりエトセトラ、どれがホントだか判らんなれど、慶次のことゆえ、てきとうに名乗ってる気もするなりなあ。
穀蔵院瓢戸斎とか一夢庵ひょっとこ斎なんてのもあるなり。とつねん斎ってのも山風の小説であったなりなあ。
どんな漢字だったなりや?

いやしかし、こないだ総統ちゃんを補導した、補導員のおばちゃんは大したものなり。独裁者捕まえて説教とは、
なかなかの信念と傾きぶり、おそれいったなり。大変えらいので、勲章を授与するものなり。ん で、そのあとで
強制労働なり!い や、総統ちゃんだから独裁者らしいことしないとアイデンテティーの危機なり。
慶次に猿芸つかまつられた秀吉のごとく悩んだしだい。

前田慶次はみんな知ってるなりな?
知ってないと激しく労働キャンプ送り強制なり!いや、パンク侍な傾奇者とゆーものは、総統ちゃんみたいな
権力者にとっては面白くない存在のはずなれど、考えてみたら総統ちゃんも同業者の中ではすげえ異風で傾い
ているなり。これなら若者の心、わし掴みで人臣掌握パーフェクトなり〜!
ところで、マイナー歴史キャクター・慶次がいきなりメジャーになったのはもちろん小説「一夢庵風流記」と、その
コミック版「花の慶次」 のおかげなり。(それ以前に書かれた小説もあるなれど、メジャー化したのはこのせい)

実は慶次郎、漫画の「花の慶次」では全く無視されている事なれど、小説の最初から既婚、しかも6人の子持ち
なり。おまけに劇中では既に40くらいのおっさんなり。
さすがにそのままだと少年漫画の主人公らしくならないので、若い設定にされているなりな、一応実在の人物
だとゆーのに。利家を水風呂に入れて加賀藩を脱藩したのも、小田原攻め以後の50歳前の話なり。ちなみに
物語の最期で銭まいて川原芸人たちと「風流」するシーンのころは、すでに60ちかいジジイのころなり。でも、
その前の対最上軍戦でのわずか数騎での敵への殴りこみ(ホントに記録あり)のころもそうだったから、全く
恐ろしいジジイなり。生きる少年漫画野郎なり。

漫画の方に登場するおふうとか岩兵衛とかは、小説には出てこないなり。岩兵衛に当たるのが元ニセ倭寇の
殺し屋・金梧洞。また、漫画では琉球に行く話は、小説では朝鮮なり。やっぱりウリナラマンセーなやっかいさん
たち対策なりや?まあ、同じ頃の大河ドラマでも琉球の話だったのもアリなり。
さてさて、金は最初、雇われた殺し屋として慶次を狙撃するなれど、逆に捕らえられ、朝鮮での通訳として
雇われ、結局従者になってしまうなり。捨丸にしろ金にしろ骨にしろ、忍&暗殺者として猛烈に慶次を殺りたい
なれど、同時に男として惚れ、強力な仲間になってしまうなりな。実にジャンプ風なり。
総統ちゃんもそん なイカス暗殺者キボンヌ。(<2ちゃんねるを見たらしい)

しかし、原作小説も素晴らしいなれど、漫画の馬鹿台詞や既知外演出もサイコーだったなり!
最初の読みきり(これだけ隆慶一郎先生自らの脚本)のとき、クツワ七郎兵衛が、骨の報告に怒って割れた
茶碗を茶筅で 「しゃかしゃか」と力いっぱいかき混ぜ続けるシーンは爆笑だったなり!流石、原哲!!
あと、なぜか千利休が巨大、というのも常人とも思えぬ恐るべき発想なり!ただ、小田原攻めあたりからちと
タルく、琉球編もなんだかなあ、だったなり。でも原作での最後のヤマ場、8対20000の騎馬突撃のシーンは
よかったなり!!いいセリフも多いなれど、作中のかっちょいいセリフはすでに他の人があちこちで語ってる
ゆえ、漫画版の馬鹿セリフをちょっと紹介するなり。

「尻(ケツ)でもくら いやがれ!!」「ものどもマラを出せい!」(前田慶次)

「あいとわ!!」「殺 ひてやる〜!」「ぼっふゅう〜ん ばら ばら」「うえふが〜 ふがもがけだぁ〜あ」
「あいとわ!!」「ほ ももがもな〜ふなにゃにぃ〜!!とべ」(四井主馬の悲鳴・他)

「たらら〜ららんら ん」「ららら〜首頂だい」「銭まくど 銭まくど」(捨丸)

・・・あんまし「北斗の拳」から変わってねえなり。

さてそれでは締めくくり・・・
総統ちゃん命令第2022号!大河ドラマはムリだとして も、せめてフジ系の時代劇でのドラマ化実現すべし!
べしったらべし!!べ し!
(拍手しつつも、例のごとく不安な側近たち)
「お主も傾くか!」
(総統ちゃん、一人芝居開始)

「そ〜れ、ワータイガー帝国独裁者、総統ちゃんの小便鉄砲、くらいやがれ〜!!」

大失敗


(側近にものすごくおこられた)

「一夢庵風流記」 「花の慶次」

傾奇御免
前 田慶次郎研究サイトなり
早池峰山
原 哲夫先生漫画研究サイトなり




深 く静かに707・眼下の青6 Part1
(海軍工廠視察の折、工員の前での演説)

「きちがいか!きみたちはきちがいか!」

と、ゆーのはサブマリン707アポロノーム編で艦長が、艦を乗っ取ったエイモスリーグのメンバーに対し ての
発言なり。ちなみに秋田漫画文庫版などでは修正されているなれど、ラポートからの復刻版では「昭和38〜40
年の雰囲気を再現するために」として、ちゃんとそのままなり。加えておくと、サンデーコミックス版でも冒頭から
き、きちがい潜水艦だ」 などと、素敵ネームがあるなり。言葉狩りの「やっかいさん」ども、排泄物を召し上れ、
なり。(上品)

サブマリン707」 「青の6号」は 1963〜1967年の海洋冒険アクション漫画なり。「沈黙の艦隊」の元ネタとでも
いうべき国連海底平和維持部隊・「PSG」や「」が登場するなり。潜水 艦707号(うずしお)は前半、海上
自衛隊の所属で、通商破壊を行うU結社と戦うのはいいなれど、国連軍に参加して南極で戦うなど、自衛隊
法的にマズいなり・・・って、大昔の少年漫画に大人気なく文句つけた馬鹿様でもおられたのか、後半は正式に
国連組織風のPSG(パシフィックシーガード)所属になるなり。

初代707は、米軍が貸与したガトー/ミンゴ級。すなわち、第二次大戦の艦を改装したものなり。僚艦708、
709もセイルがガピー改装されたガトー級。おまけに第2部「ムウ潜団」のコッド・フィッシュもガトー級(改装前)
なり。原潜はもちろん水中高速型、ティアドロップ型あたりまえの時代に、どえらい旧式艦ばかりなれど、旧式で
最新艦を倒す面白さ、素人目にはシップ型で甲板に大砲が載ってる方が強そう、という理由なりや?
なんでも、U結社の最新艦・UX号(セイルのマークがUX組み合わせて「凶」)は、スクリューでなくポンプジェット
式推進というのもすごいなれど、当初はセイルがなく、MHD推進(ファラデーの左手の法則による、電磁流体
推進)という、とんでもなく先進的なアイディアだったそうなり。でも、編集者の大反対で使わなかったなり。当時
は戦記ブームで、少年サンデーにゼロ戦や戦艦大和が巻頭グラビアだった時代ゆえ、そんなツルリとした宇宙
船みたいな艦はダメ!ってな理由なりや?その編集いわく、「スクリュー100個つけろ
・・・うむ、なん だか知らんが、とにかくよし!

「青」はこのPSGの発展型とでもいうべき組織で、全海洋の治安維持・テロ防止を行う集団なり。こちらも各国の
軍から艦や人材が提供されており、通商破壊で経済にダメージを与え、その国に自分の資本を送り込み、経済
的に支配しようというテロ組織「マッ クス」との戦いがメインなり。青の6号こと「くろしお」もおそらくもと 海上
自衛隊なり。ってゆーか、青6T世は707U世をダサくしたよーな形なり。ちなみに青6U世は胴体中央が
くびれたシルエットで高性能なり。でも、ラストがドタバタ収束して最終回ゆえ活躍らしい活躍もなく、特殊魚雷
一発で敵基地破壊でお終いなり。

ここで一般の書評のように海洋での夢だの冒険だのあこがれだのについて語る、なんてのは、だれも総統
ちゃんに求めてはおらぬだろうから、別の視点で語るなり。

まず、とにかく、昔の少年漫画ゆえ、女の子がサッパリでてこないなり。(ムウの女王様、侍女、速水艦長の
奥さん、ドミンゴの奥さん、ブラッド艦長の妻子アポロノーム進水式の女性・・・脇役ばっかしで女性登場人物、
わずかひとケタなり)
これは、それ以前の横山光輝「鉄人28号」などもそうなり。男の子の遊び場に、女を混ぜる軟派さは、当時の
少年にはウケが悪いなり。今の「○○たん萌え〜」などとかぬかす、タマナシヘナチンどもとはえらい違いなり!
かと言ってやおいでもないなれど、代わりに半ズボン少年は出るなりな。「707」の少年3人組みなどは当初
15歳くらいなのが、「アポロノーム」編では、どー見ても小学生っぽくちぢんでいるなり(笑)。同人腐女子諸君!
今こそ「707」で 801(やおい)なり!!(<また2ちゃんを見たらしい)(注 1)

また、当時の質の悪い活版印刷技術の関係もあって、シンプルな線で描かれているなれど、特に海面は白い
ところとベタ黒だけ、なれどいい感じの表現なり。この海面、「鉄人28号」で潜水艦の出てくる回(十字結社編)
で使われているなり。絶対、小澤さとる氏が代筆してるなり。(絵柄が似てはいるが、師弟ではないなり。)
ついでに言うと、後に「ジャイアントロボ」 を一緒にやるお二人なれど、トラブってしまい単行本は出ない(注2)
し、現在小澤さとるの名前はGロボ関係では見られないなりよ。

ムム?2作品同時に語ろうとしたら、もう時間なりや?ではまた来週、新型艦の進水式の時に続きなり!
次回も聞くべし!べしったらべ し!!

(注1)事実、後のOVA「サブマリン707R」では、明らか にショタ属性が強化されたデザインになってたなり。
(注2)横山先生がお亡くなりになってから、ようやく単行本化 されたなり。第1巻のダコラー出現のあたりまでが
小澤さとる+光プロ画らしいなれど、著作者としての名前は記さ れていないなり。

「サブマリン707」





左の画像は秋田漫画文庫版・小松崎茂カバー絵


「小沢さとるの席にようこそ」

作者公式サイト・新 作も読めるなり








深 く静かに707・眼下の青6 Part2
(予定どおり、新型兵器「ケーニクス・ハイ」の進水式での演説)

う〜み〜の底か〜らう まそ〜な匂いがす〜るわい潜水艦の台所〜で揚〜げたおイモが魚雷型〜

とゆーのは、「サブマリン 707」の少年3人組がよく歌う歌なれど、これ、実は戦時中のアニメ、「フクちゃんの
潜水艦」の挿入歌なり!・・・ジジイか、こいつら。

しかし、今回「新型艦」の進水式って聞いていたなれど、これ、「海底戦車」 なり!いくらわが帝国が陸軍国
だからって、やりすぎなり!(笑)しかも、総統ちゃんの許可もなく。(怒)
・・・・・・でも、面白いから許すなり!!(喜)ところで、これ、だれの設計なりや?え?大昔のプラモをスケール
アップ??ニチモのキングシャーク?・・・なんじゃそりゃあああああ!!!!!!

先週の続きなり。
旧式艦である707や青6が、新型の敵艦を戦術で撃破していく様は、当時まだ貧乏国だった日本の少年たちを
喜ばせたものだったなれど、それとは別に、次々に登場する潜水艦の新兵器もまた人気の源だったなり。

実際、707T世はまだしも、いちおう原潜らしき(注)707U世(原作者の解釈だとV世)や青6は、かなりの
新兵器でハリネズミのように武装。たった1隻でコッドフィッシュ無人艦隊やムスカ艦隊を壊滅においやるなり。
この新兵器合戦、少年漫画界において後の「少年ジャンプ型バトル物」の源流とでもいうべき「伊賀の影丸」の
各忍者の忍術合戦に似て、水中格闘大会って感じで燃えるなり!ちなみに青6は最初、この707のノリで
始まったなれど、いきなり挫折(飽きた?)。当時の第一次怪獣ブームに合わせてか、海獣「赤ハゲ」、沈んだ
戦艦を改装・潜水艦化した「ヤマトワンダー」が登場。たしかに二番煎じっぽくはなくなったなれど、なんか当たら
なかったみたいで尻切れトンボに終わるなり。あ、そういや「BSマンガ夜話」で、ゲストの大槻ケンヂ(リアル
タイム青6世代ではないし、作品自体知らない)が、青6のラストでヤマトワンダーが青1(コーバック)との戦闘に
敗れ、ほとんどもとの位置に沈んだ、という報告を聞くシーンを見て「そしてこれがさらに未来に宇宙戦艦・・・」
てな妄想を言い出していたなり(笑)。しかし、OVA版青6の通称「ナガトワンダー」(幽霊戦 艦)もイカすネーミ
ングだったなりな。全然「長門」じゃないなれど。え?「宇宙戦艦 金剛」?何それ?(注・ながいけん氏の漫画)

話が大脱線したなれど・・・しかし、めくるめく新兵器=必殺技の数々よ!
スキップジャッ ク、マウスキッド、ライナー、サンダーロック、ホムガード、ボトムボンズ、
アンショット、ト ンボウホッグス、アンクライサー、トミーロック、サウンドピック、ホアップ、
スタンピ−ト、ス クリューパンチ、ビッグロック、トーピードカプセル・・・・・

ううむ、なんだか知らんがとにかくよし。あ、ホムガードは「ナディア」 のノーチラスも同じのを使ってたなり。

しかし、小澤さとる作品のアニメ化は、なぜか原作のノリそのまんま、とゆーのがなく、ひたすらShit!な
OVAの「深海の艦隊 サブマリン707 」や、ビジュアルはともかく内容は全くの別物な「青6」、原作の雰囲気に
今風のアレンジを加えた「サブマリン707R」も不発に終わったな り。大昔、連載中に企画され、結局製作中止
されたTVアニメ版707を含め、この新兵器&戦術合戦を『R』である程度はやれたが)思う存分にやってくれた
映像作品は無い(なりな。「青6」でちびっとやってるけど、まだまだなり。全部ドンパチでやりまくるなり!!

総統ちゃん命令2139号!
「Gロボ」や平成版TVシリーズの「009」のようなレトロキャラやメカで存分に戦いまくる、「707」と「青6」の正統
ストロングスタイルでのアニメ化を実行すべし!べしったらべし!!べし!

うおおお!何か想像しただけで燃えてきたなり!!出撃!ケーニクス・ハイ!!

(儀装前の海底戦車に飛び乗り、そのまま進水式)
(しかし、空気室の気密の工作不良で、そのまま沈没)

遭難

(注)707U世は原子力艦である、という描写は本編にはない が、水中で艦長が「速度40(ノット)」と言ってる
ので、こんな速度を出すことはディーゼル艦では無理だろう。ま た、当時のグラビア図解には原子炉がある。
(高荷義之・画)青6は、冒頭の解説で「動力・原子力」と明記 されている。しかし水中28ノットと遅く、しかも本編
ではディーゼルエンジンにしか見えない機関が描かれている! (復刻版P136)でもこれ、水中なのに「ゴオオオ
ゴオウ」と音出して動いてるな(笑)。空気はどこから?

「青の6号」



FLASHアニメで7076や青6を再現!



   

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