「なにがなんでもくらっあっ し!」


(帝国青少年スポーツ振興会の設立に関する会議の席上にて)

なんでもあっちの世界の日本国では、「ヤキュー」なるスポーツが長らく人気とのことなれど、
総統ちゃん、ヤキューって観た事ないのでよくわからぬなかったなり。そこで、先日W.C.
フラナガン
とゆ〜、アメリカ人の書いた「素晴らしき日本野球」ってエッセイを読んでみた
なり。これによると、アメリカのベースボールに似ているなれど、サムライの時代にヤギュー
一族がはじめたもので・・・え?それはボケっぱなし型のネタ小説?・・・はっはっはっ、
わかってて言ってるなり(ややあせり気味)、ツッコミご苦労。で、今度はヤキュー漫画を
読んで勉強。それによると、ヤキューってのは試合中にリカちゃんとミクロマンででお人形
さんごっこしたり、敵チームの監督の眼鏡の代わりにウルトラアイを渡してウルトラセブンに
変身させたり、宇宙人に中畑のズボンをはかせたり・・・わけがわからんスポーツなり!
え?それ何の漫画かって?・・・江口寿史のギャグ漫画、「すすめ!パイレーツ」

'60年代末、大規模な土地買収で成金になってしまった千葉のお百姓さん九十九里吾作
地元プロ野球チーム「千葉パイレーツ」(注1)を創設!(注2)・・・しかし 十年後、破産して資金力
の無い球団にはスター選手はなく、それどころか野球そっちのけで馬鹿をやりまくる変態ばかり
の「日本プロ野球界の神経痛」と成り果てていたなり。捕手兼コーチである変態の大御所・犬井
けんたろう
投手の猿山さるぞうコンビ(注3)、極道 の二代目・
粳 寅満太郎(注4)、 まともな
ツッコミ役である正統派熱血根性野球少年・富士一平(注5)・・・シリーズ常 連の彼らのほか、
新撰組かぶれの演技派・稲刈真青(注6)、白人を見ると試合そっちのけで暴れ るインディアン
ジェロニモ、比較的まともなキャラなれど愛妻家すぎる千葉修作、単なる江川のパロディー
である江 原卓徳(注7)、日活「渡り鳥シリーズ」風の助っ人プレイヤー・獅子丸と いった前期
レギュラー選手たち。もっとも、ネタとともに次々にキャラが量産され、古いキャラは次々に
出番を失っていき、それ自体がネタにもなり(笑)。そして後半レギュラーたち・・・死んだ双子の
兄の魂が憑依する女性ピッチャー・沢村真/真子、星飛雄馬のゆがんだパロ ディーキャラ・
恥可苦馬、スポーツ万能で野球でもものすごい才能を発揮するが、犬井を尊敬し てしまった
天才女子高生・梶野望都
もっとも、特に冬場はプロ野球はシーズンオフ、野球以外の話も
多く、「本業がプロ野球選手である変態キャラのバラエティーショー」といった展開に!
・・・あの江口寿史が週刊連載、しかも十巻以上続いて完結してる奇跡のギャグ漫画(笑)!!

実名でプロ野球選手が登場するギャグ漫画。'70年代中期の「がきデカ」以降、世代としては
「マカロニほうれん荘」と同期の、赤塚不二夫型ギャグとは一線を画す、ニューウェーヴだった
作品なり。「マカロニ」でも多用された、キャラが一瞬で変身・変形したり、なつかしの漫画・
特撮や、当時の人気バンドのコスプレをしたり、漫才でいうノリツッコミが入ったりするのは、
それ以前のギャグ漫画ではあまり見られなかったスタイルなり・・・いや、今じゃ普通なれど、
魁ってのは、やっぱり偉大なりなあ。(注8)'70年代末開始の作品なので、それまでのコテ コテ
に重く濃くなったスポ根を笑いものにするネタも多く、軽薄短小の'80年代の魁でもあるなり。
実際、初期の線の太い、古い少年漫画的な絵柄から、線の細い、カケアミなどの描き込みの
少ないスッキリ白っぽい絵柄に変化。(注9)また、「マカロニ」同様に女の子キャラがどんど ん
かわいくなっていったのも特筆すべきことなり。(注10)いや少年漫画のキャラで萌えキャ ラって
全然なかったなりよ、それ以前は。そもそも、萌えキャラの描けるギャグ作家って極めて少ない
時代だし、ファションセンスなんて皆無だったし。確実に、時代の変わり目にあった作品なり。
もう一つ、「かわいこぶりっ子」「ざーとらしい」(わざとらしい)など、当時の流行語を先んじて
使っていたなりな。これは、この漫画が最初なのか、当時の深夜放送あたりで使われたのが
最初なのかは知らぬなれど、世間一般に広がるずっと前ではあったなり。そうそう、少年漫画
において「ロリコン」とう言葉が最初に出た漫画でもあったような。少女の両肩に手を置き、
しゃがみこんで首をかしげるポーズで「おじさんはね、おじさんはね」と語りかけるのは、他の
漫画やら同人誌でもよくパロディーで使われてたなりなあ。思えば、'70年代後半から'80年代
前半って、漫画にしろアニメにしろ斬新かつ革命的、それまで見たこともなかったスタイルが
多く発生しており、まことに熱い時代であったなりなあ・・・あいや、総統ちゃんは(設定上常に)
7歳なので知らない時代なれど、大滝よしえもんの記憶が電波にのって受信されてるから。

総統ちゃん命令第12677号!
思えば'80年代後半から現代にいたるまで、こうしたコペルニクス的転回ともいえる「それ
までにない」ギャグ作品って、少ないなりな。起承転結を破壊したいがらしみきおなど、
この「総統ちゃん」コーナーでとりあげたいくつかの作品を除いて。ギャグは常に「裏切り」
・・・普通でない方向に暴走・脱線させる技術ゆえ、どうやっても長期にわたっての連載が
困難なれど、「パイレーツ」のように時代に合わせて少しずつスタイルを変え、常に新しく
してていくのもいい手段なりな。(故に、新キャラがどんどん使い捨てになってしまうなれど)
それまでの「ジャス」的な赤塚ギャグ、爆発的な「ロック」型の鴨川ギャグ、そして「テクノ
ポップ」風(というか、もっと大雑把にニューウェーヴ)になっていった江口ギャグ・・・
よくギャグのスタイルは音楽に例えられる(注11)なれど、新人作家たちは、マニア向けや
パロディー以外の、新たなギャグの「音」のスタイルを生み出してほしいなり!いや、
生み出すべし!(大滝は既におっさんなので期待できぬ)べしったらべし!!べ し!


(注1)・・・当初、九十九里オーナーの農機会社がスポンサーだったなれど、破産後は千葉農協。
この漫画の世界ではセ・リーグは8球団。他に「東海イーグルズ」という架空の球団があるなり。

(注2)・・・球団創設前の九十九里オーナーと妻の、百姓スタイルのままの成金生活ぶりは筒井康隆の
小説「農協月に行く」の冒頭のシーンそのまんまで、これがもとネタだとわかるなり。筒井ネタは他にも
「ディッセンバー・シャッフルの巻」や、「狂打のコンピューターマンの巻」でもまんまパクってるのが。

(注3)・・・このレギュラーキャラ2人は、パイレーツ以前の読みきり作品でも競演しているなり。

(注4)・・・親父である
粳寅満次も レギュラー。ライバル極道・馬留丹星児も広島の選手として
参戦、セミレギュラーに。ちなみに、亡くなった母親の名は満子・・・ま ん・・・もとい、みつこ。

(注5)・・・実家が貧乏で両親は病気・・・まじめにパイレーツの勝利に貢献したいなれど、周りは変態
ばかり。なお、親の病名は「突発性インキン玉炎」「アレルギー性肛門カタル」・・・ぷぷっ。

(注6)・・・当時、草刈正雄が沖田総司を演じたドラマが人気で、これが元ネタ。

(注7)・・・江川の巨人入団にまつわる話のパロディーなれど、この漫画には江川も出てくるので出番激減。

(注8)・・・実際、江口寿史は鴨川つばめを非常に意識して描いていたそうなり。同時代のライバルなりな。

(注9)・・・大友克弘やひさうちみちお等の絵柄の影響が。後に、カラーページでパントン(カラートーン)
を使うのは、イラストレーターの鈴木英人の影響なりな。スッキリ、乾いたスタイルが当時の流行なり。
しかし今ならパソコンで色塗りできるので、ず〜っと楽なりなあ、パントンなんて貼らなくても。

(注10)・・・江口寿の今の絵と異なり、少女漫画の影響が大きい線の細い目の大きい女の子キャラなり。
本編にも「りぼん」ネタがあったっりするし・・・「乙女チックラブコメ」って、死語なりなあ(笑)。

(注11)・・・でも「パンク」スタイルのギャグってのは、既成のものへの反逆ゆえ、一発ネタで終わるなり。
長く続いてしまっては、それはもう一つの権威になってしまい、パンクではありえないからなり。


ちなみに今回のタイトルは、「リングにかけろ!」のパロディーで、犬井さんが叫んだドイツJr.チームの
リーダーの必殺技「スコルピオンクラッシュ」のパロディーなれど、なんか大滝が記憶してたので・・・。


「すすめ!パイレーツ」





「こんなこともあろうかと!」


(帝国科学要塞研究所を視察)

我が軍も敵軍も、慢性的な人員・兵器の数の不足に悩む昨今。かくなるうえは画期的新兵器を
開発し投入、一気に決着をつけるべし!・・・と命じたなれど、なんかできたなりや?・・・え?
汎用龍型決戦兵器・「メカのらごん」?
あの不死身の耐久力を誇る竜族・のらごんを模した全高20メートルの半生体メカ兵器?獣戦車の
のらごん版なりや?・・・おお!本当にできあがってるなりね!でかいでかい、しかも動きも
のらごんそっくり。もしょもしょ喋るところも・・・アレ?なんで兵器がしゃべるなりや?・・・ああ!
よくみたら成体のらごんがでっかい鎧つけてるだけなり!激しく手抜きなり!責任者出てこ〜い!
こんな着ぐるみに予算費やしやがって!収容所に送って毎日アルミホイル咬み咬みの刑に処す!
ああ、我が国にはまともな兵器を開発できる科学者はいないなりや?(獣戦車はお百姓さんの
発明だし)こんなとき、あの方がいれば!・・・てなわけで今週は「岸和田博士の科学的愛情」

岸和田博士は天才科学者である!
「科学という悪魔に魂を売った」彼は、その超頭脳であらゆるジャンルの発明 を行い、日本に、
そして地球に迫る脅威から守りぬくのだッ!・・・非常時ゆえ、多少の犠牲に は目をつぶるなれど(笑)。
レギュラーの助手・安川くん大山田さんぱる子、そして防衛責任者の大塚長官、秘書のミス・メロン
を巻き込んで、強力だが頭おかしい敵と戦い続けるなり!・・・戦わない発明 の回も多いなれど。
でも、最後は地球規模でえらいこと に!(お約束)

「コミックアフタヌーン」に長期連載されたトニーたけざきの、SF・ 特撮・アニメの究極パロディー漫画
マイナー誌や同人誌ではよくあるタイプのネタでも、考えうる限りのこっち方面のギャグは全 て投入したっつう
感じで、その圧倒的な画力とギャグの物量でもって、単独ブッチぎりでトップ独走な作品なり。
おそらく、このジャンルのギャグでこの漫画を凌駕するのはもはや不可能じゃないかっつうくらいに。

トニーたけざきは、いわゆる'80年代初めに多かった「ニューウェーブ系」=「大友克弘風」の絵柄で、
初期作品はハードな設定のSF物・・・アニメとのメディアミックスである「バブルガムクライシス」の未来警察物
である「ADポリス」シリーズや、「ジェノサイバー」などを描いていたなれど、その段階では「この手の」作家の
一人でしかなかったなり。トニたけがその本領を発揮する兆しは、「ADポリス」の中の3本でみせた、
関西人的お笑いセンス・・・特に、大阪に行く話と、アメコミ風の最終回・・・であり、「岸和田〜」はこれの
延長線上にあるなり。主人公が「岸和田」なだけに関西系お下品ギャグも多いなりなあ。特徴として、丹念に
描きこまれたリアルな絵柄でミもフタもないネタの数々。代表的なのが巨大人型平気「山 野田」シリーズ!
ホントの「巨大な人」型!
そう、身長数十メートルのスキンヘッドの全裸の兄ちゃん(笑)!乳首(乳毛つき)とちんちんまで付いてるし!
なんでそんなに人間そっくりかって?これだけリアルに作れば敵の国に侵入しても目立たないなり(笑)
いや、全裸だと目立つのでもっさり白ブリーフを標準装備!
・・・ボケまくりなりな。ギャグには「絵が上手いとかえってつまらない」ものと、「上手いほど面白い」ものが
あり、シュール脱力系は前者、ビジュアルの打撃力で見せるものは後者。この作品は後者であり、
作者の画力とギャグ力がいい感じに合わさった成功例といえるなり。近年のガンダムパロディー漫画でも
安彦良和のタッチそっくりに描くことにより、マジボケ度が激しくアップして笑いが強化されてるなり。

総統ちゃん命令第12800号!

世の中には「笑い」が感動よりも格下と考え、このような手間隙かかった作品でも「くだらない」で
すませてしまう低能種族がおるなり!笑いは瞬間的な爆発力において、他のいかなる感情にも勝る
貴重な感覚。もともと短命なギャグというジャンル、この感覚を生み出す作家を保護・育成せねば
いかんなり!うまく使えば兵器として敵を笑死させることすら可能であ るがゆえ、笑いのに研究に
励むべし!
べしったらべし!!べ し・・・え?それは「モ ンティ・パイソン」のネタ?・・・今のなし!

「岸和田博士の科学的愛情」

タイトルはいうまでもなく映画「博士の異常な愛情」のもじり・・・なれど、映画の原題は「ドクター・ストレンジラブ」
(ストレンジラブ博士)であり、単なる誤訳(笑)。なお「こんなこともあろうかと!」は、伏線なく唐突に発明品を
出すときの決まり文句なれど、もとネタはこれまた言うまでもなく「宇宙戦艦ヤマト」の真田技師長のセリフから。
「機動戦艦ナデシコ」のウリバタケ・セイヤも(一度言ってみたかったらしく)感慨をこめて叫んでたなり。


原 作者のサイト




「飛び斬りだ!連続斬りだ!分身 の術だ!」


(総統ちゃん自ら白兵戦教練に参加、のらごん相手に組み手を実演中)

人虎流超必殺奥義!猛虎双手激裂爪〜!
(単なるひっかき技)・・・ううむ、のらごん相手ではさっぱり技が効かぬなり。なんか肌がぽよんぽよんして
爪が立たないし。しかし君らも手足が短すぎて、ちっとも技が当たらんなりな。そもそものらごん向けの技って
あるの?・・・はあ、専用のがある?「ハイパーなでなで」「ハイパーだっこ」「ハ イパーたかいたかい」(注1)
なめとんのか
全部子供をあやしてるよ〜な技なりよ!そんなんで相手が倒せるなりや!・・・え?若い1m級のらごんではダメ
なれど、10〜20m級の成体のらごんが使えば恐るべき破壊力?いやそれ、単なる巨 体ゆえの馬鹿力では?

さて、我等ワータイガー、普段は銃を手に戦ってるなれど、その本当の力を発揮するのは獣化・・・圧倒的な虎の
パワーを以って徒手空拳で敵を引き裂く、まさに生物兵器!・・・なれど、おつむの方も獣になり、ぶっちゃけ
あほになってしまうため、今度は戦略も戦術も何も無い狂戦士状態、武器も扱えなくなって戦争というより過激な
どつきあいになってしまうなり。しかし、獣化せずとも鉛弾などへいちゃらな強力な自然治癒力を持つゆえ、人の
姿のまま虎の力を出せる技を磨けばこれ完璧!そこで総統ちゃん、格闘技の映像資料を探すよう指示したなれど、
とんでもない技を発揮する超人どもが乱舞する作品を発見!わが軍の教練にも取り入れるよう決定したなり!
「東方不敗・スウォーズマン女 神伝説の章」(SWORDSMAN2)!

日本では信長になり代わり、秀吉が天下を握ったころ・・・中国は明王朝の時 代。日月教を信仰する苗(ミャオ)族を
率いる魔人・東方不敗
前作(実はシ リーズの2作目なり)で手に入れた武術の秘伝書“葵花宝典”の秘伝に従い
一物を去勢することで新たな力を得た彼は、見た目は絶世の美女。倭寇として 大陸に渡ってきた服部千軍以下の
忍者をも配下に引き入れ、時の朝廷の転覆を狙うなり。一方、戦いの日々から 逃れ隠遁を決意した武術の達人
リン(リー・リンチェイ=ジェット・リー)は、偶然に東方不敗 に遭遇(注2)し、互いに正体を知らず惹かれあうことに。
801(やおい)?
イヤ、東方不敗、最初は男の声で喋っているなれど、次第に女性化していくな り(ちんちん無いし)。隠遁するつもりが
仲間たち共に、不敗率いる日月教と戦うことになるリン(美女が不敗であるこ とは気づいてない)。東方不敗の兄で
権力争いから幽閉された前の主教と(リンの恋人でもある)その娘たちととも に超人的決戦に挑むリ ン!その結末は?

あの「Gガンダム」で大活躍の師匠・マスター・アジアの名前のもとネタ!現代では「少林サッカー」などのように
CGも大幅に取り入れるようになった香港映画なれど、この当時はワイヤーアクションでの体を張った特撮のみ!
山田風太郎の小説や、少年ジャンプのバトル物の漫画のようなアクションが実写の画面 で炸裂〜ッ!
「本気」と書いて「バカ」と読む!そんな映画(笑)!
とにかく、あらゆるアクションがオーバー極まりない!湖で再会したリ ンと東方先生。リンの飲んでた酒の不味さに
顔をしかめた先生、上等なやつを放ってよこすと、一口飲んだリンは歓喜のあまり、水中からキリキリ回転して
宙を舞う!(笑)忍者軍団は巨大手裏剣を投げ、その上に飛び乗って飛行する!長い糸のついた針を投げ、
それは鉄の鐘をも貫通!手のひらより敵の精気を吸収!一瞬にして皮だけを残してしぼんでしまう敵(笑)!
・・・かなり荒っぽい特撮なれど、いかにマンガじみた大馬鹿アクションが展開されてるかおわかりなりや?あと、
劇中の変な日本語にも大注目。倭寇が酒盛りしながら「む〜らの鎮守のか〜みさまの〜♪」とか歌うな(笑)。




ちなみに続編「風雲再起/ス ウォーズマン2・女神復活の章」ではさらに馬鹿度がアップ。冒頭、ニセ東方不敗
(東方先生が男だったころの恋人、かなり強い)と日本軍の帆船・・・だけど外輪付き!の海戦がものすげえ!
凧に乗って飛んでくる日本の鎧武者を刺し殺したニセ不敗、本物直伝の糸付き針投げで死体をマリオネット化!
円形の盾が(ウルトラセブンのロボット竜怪獣・ナースのように)バラリとほぐれてガリアン・ソードみたいになる!
あげくのはては、外輪付き帆船、マストを収納して潜水艦モードに!(爆笑)が、外輪で水中を進むとは(笑)。
しかし、残念ながら途中からちとタルくなってくるので、作品的には前作の「東方不敗」の勝ちであるな。

総統ちゃん命令第12844号!

いまやCGのおかげで、アラの見えない、美しい仕上がりの特撮カットはあたりまえ。しかし、技術は無くとも
とにかく映像にしてしまおうというパワフルさこそ見習うべきなり!これらツイ・ハーク制作の香港馬鹿アクション
映画の日本マンガみたいなノリは、香港返還後はアメリカに渡り、その後のハリウッド映画のカンフーアクション
全開ぶりはご存知のとおり。典型的「バトル物」の原型は日本が元祖であると思うなれど、全く日本のアクション
映画はその財産を生かせていないなり!(注3)気取ってんじゃねえ!大半の日本映画!じじいみたいな
センスの映画いつまで撮ってるつもりなりや?こういったガツンとくる映画撮るべし!べしったらべし!べし!


(注1)・・・「ハイパーなでなで」身長20mののらごんパパが、その巨大 な手で敵をゴリゴリ地面になでなでする技。
「ハイパーだっこ」身長10mののらごんママが、敵を100tの圧力でやさ しく抱きつぶす技。
「ハイパーたかいたかい」・・・身長23mのしーのらごん父ちゃんが、敵を 大気圏外まで楽しく投げ飛ばす技。
漫画「あっくまーず」で使用され、傭精分隊と勇者右兵(ライトソル ジャー)、あっくまーず一軍を倒した?

(注2)・・・不敗の配下の服部たちの進路上を馬で駆けていたばっかりに、 馬は縦に真っ二つに裂かれる!

(注3)・・・「ZIPANG」という、異世界風日本を舞台にした映画もあったなれど、まだまだ力不足。

今回のタイトルは、忍者の頭目・服部千軍が日本語で叫びながら繰り出す技な れど、「分身の術」と言いつつ
全く分身はしないなり!(笑)


「東方不敗・スウォーズマン女 神伝説の章」








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