「まんぽこぴーっ!!」
(軍上層部刷新のため、若手中心の参謀本部で内密に会議中)
わが国の若い男性兵士が、初期の銀弾無制限戦争によって大多数が死傷し、女子供が軍の主力に
なってしまったのは周知の事実であるなれど、戦場に直接出ない将官クラスだと生き残ったおっさんが
多いなりなあ。軍歴の長い大ベテランだから経験浅い若輩者をビシッと締めてくれるかと思ったなれど、
女下士官たちにはおね〜ちゃんに弱いオヤジ&こども将校には孫がかわいいオジイみたいな有様。
これで「隊の一部に女性兵士が増えた」なら、セクハラに走るオヤジがいたやもしれぬなれど、
いかんせん「女ばかり」「子供ばかり」なのでヘタなことができず、おとなしいものなりなあ。
イヤ、エロなことをやれとは言わぬなれど、軍人たるもの、ほのぼのおじさん化はいかがなものか?
あまり参考にはならぬ(いやマネされても困る)なれど、あのマンガのおやじたちのように、元気だけは
あってほしいもの・・・今回は桜玉吉による
「おやじ」を主役にしたマンガ
について語るものなり!
'80年代後半〜'90年代初頭に「ファミ通」の
「しあわせのかたち」
等、ゲーム関連の見た目のほのぼのさと
中身の毒を併せ持ったギャグ漫画で(オタク層に)メジャー化した漫画家・桜玉吉。現在はゲーム漫画とは
名ばかりで、タイトルにこじつけたダウナー系漫画
「なげやり(なあゲームをやろうじゃないか)」
や、
やはりダウナー系な(ちょっとつげ義春みたいな)日記漫画
「幽幻漫玉日記」
など、ご本人のうつ病や
離婚などのせいか、ハジけたギャグが無くなってしまって残念無念。(これはこれで面白くもあるなれど)
「しあわせのかたち」等と「なげやり」等の、時期的に中間に位置するのが
各種の「おやじ」
を主人公にした
コミックなり。まず短編集
「おやじの惑星」
(注1)
収録の
「反逆のトリロジー」
。これは、女子高を舞台にした
4コマ漫画のはずが、6色色鉛筆でぞんざいに描かれたと思しき、女子高生に親切な「六色おやじ」の奇行?
がメインに。
「のんきな父さん」
は、見た目のほほんとしながらいいトシこいて小学生レベルのいたずらや、
息子に対するいやがらせを行うしょ〜がないおやじが登場。そして、
「つやつやおやじ」
は、掲載場所が
美容整形の広告の片隅、というシロモノで、年甲斐もなく旺盛な性欲による、女性に対する珍行動が
もとで毎回のように逮捕されるおやじの悲哀?を描いたもの。どれも笑えて(しょ〜がねえなあ、と)
泣ける4コマなり。この方向性が、もっとハジけとんでしまったのが
「ブロイラーおやじFX」!
「すいません、ちんちんがカタいんですが」
などと第一回目から「ダメだこりゃ」な性欲おやじ!ニワトリのトサカみたいなヘアスタイルゆえ
「ブロイラーおやじ」、ちなみに「FX」はおそらく同時期にTVでやってた「鉄人28号FX」から
無意味に引用したと思われ。すっかりおばはんな妻には萌えぬゆえ、若い娘相手に性欲を
満たそうと変態行動毎回実行の完全に変質者
(注3)
なれど、絵がああいうタッチなので別に
エロくはねえなり。特に中ごろから
「愚息」にマジックで顔を描いて「ペットのシルビアちゃん」
と
言い張った回があるなれど、以後、
本当にこれが顔となり、愚息に人格が発生(笑)!
「ド根性ガエル」のピョン吉のように
(注4)
、会話までできるように!いやあ、顔が付くと、
寄生している謎の生物
みたいでいやらしくはないので、グッドアイディアなりな(笑)。
もはや入手困難(グランドチャンピオン掲載・秋田書店刊)のように思えるなれど、実際は
BOOK OFFでたまに見るし価格も高くないので、興味があるものは直ちに購入・保護すべし。
総統ちゃん命令第10497号!
枯れたおやじは親父にしてオヤジに非ず!それじゃじじいなり!おやじがくどいのや
エロいのは大自然の摂理ゆえいかんともしがたいものであるゆえ、ここに承認!
桜玉吉もいつまでも枯れてないで、元気なおやじたちを復活させるほど元気になるべし!
べしったらべし!!
べし!
(注1)白夜書房から「おやじの惑星」「増補改訂新装版おやじの惑星」(収録作品が増えたもの)
が出ていたなり。なんで白夜かとゆ〜と、美少女写真誌の片隅に載ってた4コマが多いから。
でも中身の半分はパソコン誌からなので、後にアスキーから新装再販。
(注2)「トリロジー」=三部作の意味なれど、全く内容と関係なく意味不明なり。単行本に
なって、他のオヤジ主人公漫画とあわせてようやく三部作なりや?
(注3)後半はほとんどのシーンで「シルビアちゃん」を露出していて、まごうことなき変態。
(注4)いやむしろ「覚悟のススメ」の戦術鬼・永吉とゆうべきなりや?
ちなみにタイトルは、最終回でのおやじの絶叫より。冒頭から下半身露出で「ちんぽこぴー!」
「ちんたまぷー!」「、股間にシルビアちゃんをいはさんで「ニセ女」状態で「まんぽこぴー!」
・・・し、しにそう。
「おやじの惑星/ブロイラーおやじFX」
「これが女犯道、おれの世直しだあっ!! Part.1」
(今週も軍上層部刷新のため、若手中心の参謀本部で内密に会議中)
先週の会議で、
ちんぽこ
とか
まんぽこ
とか連呼したら、側近に「国家元首でありながら左様に下品極まりない
発言はいかがなものか?」とたしなめられてしまったなり。しかしこれ今、こども親衛隊で大流行なりよ!
総統ちゃんも児童ゆえ、シンプルな下ネタフレーズは大好きなりけり!・・・え?わが国の品位を疑われる
ゆえ、やめなさいって?御馬鹿様!この程度の薄味下品で品位もへったくれもあるなりや!・・・
「へったくれ」ってナニ?・・・じゃなくて、ウヌら真の品性下劣既知外漫画を知らぬなり!これでもくらえ!「エロトピア」連載漫画
「女犯坊」
!!!
江戸時代・・・とある寺の住職として、
竜水
という坊さんがいたなり。でかい体に濃ゆい顔、一度見たら最期、忘れようのない
インパクト巨大なおっさんなり。しかしこの坊さん、「世直し」と称して好き放題!悪人を「必殺」シリーズばりに惨殺するのは
まだいいとして、とりあえず
気に入らない男は皆殺し、気に入った女は無理H
とゆう、己の欲望に正直すぎるヤバい奴!
せむしの寺男・岩松(注1)を従え、今日も我が侭に大暴れなり!「これが女犯道、おれの世直しだあっ!」
どこがだ〜ッ!
往年のH漫画誌「エロトピア」。90年代には遊人のアニメ絵な表紙だったなれど、かつてはエアブラシで描かれた
女体の表紙の「官能劇画誌」だったなり・・・イヤ、総統ちゃんは7歳ゆえ知らぬなれど、大滝よしえもんからの
電波受信により学習。かつて同人誌・「少年チンプ」(注2)でさんざんパロディーのネタとして使われ、'90年代に
なって改めてその異常な濃さを知られた大怪作!竜水ときたら、相手が美人だろうがババアだろうが幽霊だろうが
とにかく女なら誰でも無理H・・・イヤ、お、男までヤってたなりな
「男ではない きさまのような奴は女の穴同然じゃ 食らえッ!」
ドオッ
(ナニかがどこかに突き刺さった音)
・・・イヤこの回は、剣術道場に行ってみたらなぜか安産のための体操教室と化していて、しかも女たちは安産の
ためでなく男のためにシェイプアップ中と知り、
何かムカついたらしい
竜水和尚・・・自分のところで若い槽を
集め、念仏唱えながら全裸で仁王立ち、全員でG行為修行というワケのわからなさ!
「なんじゃ きさまの魔羅はちぢみっ放しではいか!!」
(若い僧のヘナチンを口に含んで)
「どうじゃな これで・・・」
「ああッ お 和尚さま お願いですッ ご 後生ですから」
そして一同、安産体操教室に乗り込んで
「念彼観音力(ねんぴかんのんりき)力走!」
猛ダッシュで安産教室の女生徒に襲い掛かる若い僧たち!
でも前述のように和尚だけは・・・
これが既知外でなくて何なりや?いやもう、話の構成よりもインパクトの大きさとハッタリで、勢いだけで見せる大怪作。
絶対、原作者は何も考えないで勢いだけで書いていたなりな。
例えば・・・大僧正を脅迫して大奥出入りを認められた和尚、ある暑い夜、江戸城の堀に飛び込んでみたら、なんと水中に
多数の女の全裸死体を発見!脚に重石を付けられ、さながら水中花のごときありさま。実は、当時の大老が死体に小判を
隠し外国船と密貿易をしていたのだった・・・え〜と、何で女の死体に小判を詰め込む必要があるのかサッパリ解りぬなり。
つまちこれは、「水中花」になぞらえて
全裸死体がユラユラしている絵を描かせたかった
(描きたかった)だけのこと。
そして、江戸城の出入りが適った和尚、今度は大奥を裏から支配。またまた濃いにもほどがあるキャラたちと
絡んで暴走はよりアッパーに・・・しかも途中で時代が幕末にワープしやがるし(笑)!
ムム!こんな悪夢のような怪作でも、まだまだ語りつくせぬなり!てなわけで続く〜。
(注1)死体に対して変態な欲望をいだいている、ここの寺男。
(注2)たまたま関係者に大滝の昔の同級生がいるなり。大田出版の単行本2巻では、
メンバーの藤沢和尚(金満福に似てる)が、あとがきのライターとして参加。
「女犯坊」
「これが女犯道、おれの世直しだあっ!! Part.2」
(最近のこども親衛隊の様子を聞いて)
先週の推薦図書
「女犯坊」
をわがこども親衛隊に読ませたところ、ひきつけをおこす者、夜尿症が再発する者、
日なが一日、竜水と
大上臈(<『だいじょうろう』正しくは草冠が付くなれど、変換できる漢字が無い)の
ラブラブな絵を描き続ける者など、児童の精神に重大な打撃を与えてしまったらしいなり・・・って、皆軟弱なりなあ!
総統ちゃんやのらごんズは大笑いして読んでたのに〜!(のらごんズは、刺激的なら何見ても面白がるなれど)
何が原因?
え?まずキャラがキモい?
竜水和尚
大上臈さま
大老・井伊直弼
韃靼人ブーリバ
ピギャ〜ッ!(悲鳴)
あ、改めて見るとものすげえツラ軍団なり!描いてる方(ふくしま政美)は気分悪くならなかったなりや?しかし井伊直弼、
実在の人物なのにえらい描かれ方なり。イメージのギャップは、「花の慶次」に出てくる巨大な利休に匹敵するなりなあ。
女犯坊第二部(大田出版の単行本では『妖根魔陰編』)、大僧正を脅迫し、大奥への出入り自由が認められた竜水和尚。
そこでもやりたい放題(Hしほうだいの殺しほうだい)、大奥の一番えらいバアさん・
大上臈さまを味方に付け、時の大老
井伊直弼を葬りさり、仏界の権力者たちを葬りトップに立ち、女の脳を喰らう超変態大男・
韃靼人ブーリバ
と戦い・・・
その全てが脚本も絵も既知外なり!
ああ、親衛隊のよい子たち、ごめんなり。そりゃ、こわくなって夜中一人でトイレにいけなくなるなりなあ、これじゃ。
「十七か 聞くだけで勃起するわい・・・」
ああ、数年前一部で妙に流行ったなりな、このクラッとくるようなセリフも。こんなんばっかで気が狂う〜ッ!
特に精神的ダメージが巨大であったであろう作品が、第二部「邪宗門」。港町の女郎屋に現れた中華風大男・ブーリバ。
しかしHした相手は股は裂けるわ、脳は喰われているわの惨殺死体に!ウワサを聞いた
大上臈さま、こいつと和尚の
どっちのナニでアレが強いのか、勝負させることに。大奥の女たちの見守る前で全裸で向き合う二人の巨人!
「第一の相方をこれへ」なんと、入ってきたのは
二頭の牛!
二人は猛牛を押さえつけ、
無理獣姦してヤリ殺してしまう!
「次じゃ!」
今度は馬!
和尚はまたもヤリ殺し、ブーリバは
馬の口に突っ込んでヤリ殺す
(もうダメなり〜)!
たがいゆずらぬ名勝負!(なりや?)「ぶち当るがよい!そして力をつくし相手を倒せ!犯せっ!犯すのじゃっ!」
ムリゆうな、
大上臈さま
でもガキッ!と組み合う二人!(やるんかい!)ブーリバを放り投げる和尚!しかし、口笛の超音波で和尚を苦しめ、
倒すブーリバ!(後の『エアマスター』の忍者・尾形小路みたいなり)新たな大奥の守護神として認められた
ブーリバ。でもやっぱし女の脳喰ってるし。「ついでだから話しておこう 今お前が食ろうた女だが・・・
脳梅毒だよ
」
「うごッ!」・・・・・てなわけでブーリバを倒した?和尚なれど、第二部ラストでは生きていたブーリバの大逆襲が!
どっちにしろ大既知外な話なれど
この後、第二部では明治時代になっても既知外まるだしな展開(書き手にちょっと疲れが見えるなれど)は変わらず。
総統ちゃん命令第10529号!
まさに'70年代の狂気を濃縮したような怪作!こういった濃すぎる作品のコッテリ感にあきあきした反動が
'80年代前半の軟弱薄味の風潮だったなれど、こういった「猛毒」はいつの時代にも残しておくべきなり。
よく伊集院光が、ブス山さんたちやオシャレカップルの言動に腹をたて、バキュームカーで乗りつけ糞尿
バラまく妄想を語っていたなれど、これら猛毒作品はウットリ気分を完全に粉砕できる兵器なり!
伝え残すべし!'70年代狂気の作品群!!
べしったらべし!
べし!
「女犯坊」
女犯坊ストーリー紹介コーナー
「和尚の屋敷」
があるなり
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