「働け働け愚民ども」

(反乱鎮圧後、部隊の指揮官たちを集めて)

先週の一部部隊の反乱行為は鎮圧。部隊の兵に対し、士官連中が命令を徹底できなかったのが
原因なりな。ビシっと「死んで来い!」と部下に言い放つくらいでないといかんなり、軍隊としては。
てなわけで士官教育のために導入してみたなり・・・愚民さん働かせゲーム「レミングス」!

小さな生き物・レミングたちはひたすら道にそって一列になってつき進む。でも、急な坂は越えられ
ないし、深い穴に入ったら出られないし、先に崖があれば次々に連続投身自殺の悲劇に!
そんなおバカなレミングたちに限られた回数の各種の指示を与え、脱出口へと導くのが
あなたの使命。しかし、時には何名かを犠牲にしなくてはならず、逆に一匹も失うわけには
いかない場合も、という厳しい制限が!限られた条件の中、プレイヤーは創意工夫あるべし!
コマンドの組み合わせで穴を掘り、崖を上り、ワナをくぐり、ひたすら天国の門を目指すなり!

感覚的には、なつかしの傑作アーケード/ファミコンゲーム「ソロモンの鍵」を連想させるゲームなり。
どちらも、限られた回数の特殊技を使って、出口に向かって移動するアクションパズルゲーム。
大きな違いは、「ソロモン」がプレイヤー自身が自キャラを操作するのに対し、「レミングス」の方は
画面上の多くのレミングの一匹に対し、コマンドを与えて作業させるところ。また、面ごとに異なる
成功条件・・・一匹でも助かればOKの場合もあれば、一匹も殺せない面もあるなり。

1991年製作のこのゲーム、もともとAMIGA用で、Mac版やAT互換機版はもちろん、日本のPC98版や
X68000、コンシュマー用ではスーファミ、メガドラ、PCエンジン、はてはゲームギアでも出たなり。
(GG版があるってことは、SEGAマスターシステム版もまちがいなくあったと思うなり)加えてわりと近年、
ゲームボーイカラー版も出たなりな。一部に熱狂的人気があったなりや?いや、むしろ海外での人気の
ようで、実際プレイしてみると外国臭・・・つうか、イギリスン感覚(注1)プンプンなり!まちがいなし、
イギリスンのゲームなり!・・・と調べてみたら、メーカーはシグノシス(PSYGNOSIS)。やっぱしなり!
総統ちゃんの認識は正しかったなり!どのあたりがイギリスンかってゆ〜と、いちいちレミングどもの
死に方がバ〜イオレンス
なところなり!意地悪民族えげれす人だけに、いちいちトラップが凝っていて、死に方もさまざま。
火炎を浴びて焼け崩れ、岩や重りに叩き潰され、刃に切り裂かれ、中でも「ハンギング」というワナは
足に巻きついたロープで放り投げられ、地にぐしゃりと叩きつけられる
なんて、工夫を凝らした残虐オリンピック状態。おそるべしイギリスン、拷問やらせりゃ世界一ィィィ!

また、日本のゲームではなかなか思いつかないのが、多くの面でコマンド実行のために
何匹かのレミングに死んでもらう、というところ。レミングは基本的に前にしか進まないなれど、
「ブロッカー」コマンドを受けたレミングはその場でストップ、手を広げて後続の仲間たちに
対して通せんぼ。これによりレミングたちは反転して危機を回避したりするなれど、コマンドを
受けたものは別コマンドを受けぬ限り二度と動けず、(もはや他に使えるコマンドが残っていない場合、
画面上のレミングが完全にいなくならないとクリアできぬため)「ボマー」(自爆)コマンドや
「最終手段」(後述)で自決してもらわなければならない等、いやはや、ゲームとはいえシビア〜なり。
本来は穴掘り用の「バッシャー」「マイナー」「ディガー」コマンドを使うところが、回数や時間の
問題で、単に床や壁を破壊するためだけにも「ボマー」を使うことがあるなりよ!民族全体を
生かすため、あえて死んでくれと命ずる恐るべきゲーム!そして行き詰った時は、究極奥義
「最終手段」!
画面上のレミング全部の頭の上にカウントダウンの数字!立ち止まり、両手で頭を挟み込み、
ぶるぶる痙攣して自爆!ポンポンポンポンポ〜ン!見事なまでの連続爆破で、キラキラと細かな
破片となって飛び散るレミングたち。(注2)はあ〜、最悪の結果なれど、なんかこれが一番
きもちいい〜
のは何故なりや?すなわちこれ、「神の視点から愚民を見下ろす」ゲーム!
人道よりも目的達成のため、命を道具にしてしまうことを優先した残酷さ。しかし、そんな描写でも
明らかに楽しんで作ってやがる
ところが、さすがにイギリスン。アレか、階級社会の下の者でも、ゲームの中では部下を使い捨てにできる
よ〜な傲慢な絶対者になれるところがいいなりや?・・・「和」の精神とは程遠いはるか異次元なれど、
それでこそイギリスン!
なので、全てい良し!!とするものなり!!

総統ちゃん命令第9255号!
シグノシスはこの調子で、「神ゲー」専門で突き進むべし!情けは無用!
べしったらべし!!べし!


(注1)「ブリテン」「ブリティッシュ」を意味するデタラメ英語。

(注2)さすがにゲームギア版では飛び散る破片は無理。スーファミでは、処理が追いつかずスローモー。

「レミングス」


ゲームの見た目と歴史がわかるページ。




「産めよ増やせよ信者ども」

(前回の続き)

前回おすすめの「レミングス」を用いた教育により、わが親衛隊のこども将校団は、今や非情の鬼指揮官と
なったなり!勝利のため必要とあらば部下を死に追いやるような命令も辞さず!Zbvの指揮官(注1)っぽく!
あいや、最近部下の兵卒が皆、傭兵に来ている不死身の のらごんズゆえ、無茶な突撃を命じても、
その先に地雷原があろうとも、嬉々として突っ込んでいっちまうなりな。撃たれると死んだフリして、
一万数えてから起き上がって帰ってくるなり。あいつら。いつになったら本物とゴッコの区別がつくなりや?

さて今回大推薦いたすは、「レミングス」を戦術指揮官教育用とするならば、戦略指揮官向けともいうべき
リアルタイムシミュレーションゲーム「ポピュラス」なり!

緑の大地にぽつんと建つ小屋。そこでは人が暮らし、子を育て、やがて新たな家を建て、次第に
彼らの街が広がってゆく・・・だが、離れた場所で同じように増殖してゆく異教徒どもが!
街の拡大は人口の増加。土地を平坦にし街を広げれば、それだけ信者が増加し、神である
プレイヤーのパワーも増していく。溜まったパワーで神の奇跡(天災)をおこし、異教徒どもを殲滅せよ!

またひでえゲームなり(笑)
あ・・・あいかわらずの「愚民ゲー」なりな、となると当然これは・・・会社は「ブルフロッグ」
やっぱ、イギリスン(造語)
なんて予想どおりなりや!てゆ〜か、日本のポリゴン格ゲーで、婦女子のおパイが揺れるのは既に伝統、
同様にイギリスンなゲームでは、なんかドライに愚民が死む・・・これ、もはや伝統?

「すべては、(製作者の)ピーター・モリニュー氏が子ども時代に見た1つのアリ塚から始まった。」

ポピュラスのルーツについて語る記事では、そう解説されているなり。

「・・・アリ塚を崩したことに罪悪感を覚えたピーター少年は、仲直りのしるしに角砂糖を1つ与えた。
そして、自分が破壊したばかりのアリ塚をアリが作り直す様子を観察した。ピーター少年は、
この小さな生き物に対して自分が持っている絶大な支配力と、彼らが次に何をするか
予測できない不可思議さを、決して忘れはしなかった。」
(HotWiredJapan/WiredNewsの記事より引用)

・・・この「プチ神様体験」から、あの不思議で残酷なゲームが生まれたなり。
まずこのゲーム、画面のセンスが素晴らしいなり。開いた本の1ページがマップになっており、
その一部が拡大され、小さな人たちがリアルタイムでチョコチョコ動く、箱庭的世界。周辺には行動支指示の
アイコン。さらに脇には現在のパワーゲージ・・・このゲームが登場した、80年代中期としては大変センスの
いいインターフェイスなりな。基本画面の他に、スーファミ版や、PCエンジンCD-ROM2(ロムロム)版の
「ポピュラス・ザ・プロミスドランド」では独自の風景やキャラが登場。テクノでサイバーな画面になったり、
ファンシーなお菓子の国みたいになったり、これまたセンスが良くて楽しいなり。(注2)
でもやっぱやることは異教徒大虐殺
さらに、イマジニアからPC98やスーファミで出た「ポピュラス2」では、ゼウスと人の間に生まれた息子が
神の一員として認めてもらうため、自分の信者を増やして兄弟神や父の信者を殲滅して実力を示す、
という、やっぱしひでえ話なり(笑)。これ、前作より使える「奇跡」の種類が増えていて、実に29種類も
ありやがるなり。(一つの面で使える数は決まってるなれど)ますます凶悪な技がくわえられ、「病原菌」
「ハリケーン」「火の雨」「毒カビ」など。中には「聖水の泉」なんて、これに落ちた敵は味方に、味方が
敵に、と使えるんだか使えねえんだか、な妙なのもあるなりな。


PC版ではマウスの使用が基本。しかし、当時のコンシュマーゲーム機ではマウスの使用は一般的でなく、
パッド(コントローラー)を使うなり。個人的に、PCエンジン版/CD-ROM2版の操作感が、クセはあるけど
素早くマップを移動できてよかったなり。スクロールが遅いと、わが必勝テクニックが使えなくなるゆえ。

総統ちゃん的必勝法〜!
攻撃の基本は・・・
「リーダー暗殺」!

説明するなり!マップ上のキャラたちは、コマンドにより「聖地」(味方アイコンのおかれた場所)に集合、
リーダー役の一人に合体して体力のある、より強いリーダーになっていくなり。さらにパワーが溜まれば、
このリーダーが神の奇跡で「騎士」に変身!敵地に向かって猛進撃!出会った敵皆、胸倉つかんで
どつきまわして殺害!家に火を放って街を破壊し、また次の敵を求めて歩き出す・・・この「騎士」モード
に入られると、迎撃する味方の損害が大きくなりすぎゆえ、もし余裕があるならば騎士化する前のリーダー
を、何らかの手段で暗殺・敵の攻撃を封じるなり!例えば、水面の設定が"FATAL"になっていると、
あっという間に溺死するので、敵リーダーが味方キャラに接近したら、周囲に高速で土地を掘り、
水に落としてやるなり!(味方の旗の見える画面でないとできない。このため、わざわざ敵地に近い
ところに前線を伸ばし、接近)もちろん敵は、リーダーの周囲の土地を盛り上げて救おうとするなれど、
クイック造成でより早く掘ってやるなり。他、「ポピュラス2」で使える、敵陣に動く炎の柱を出現させ、
リーダーを焼くという手も。それが使えなければ「毒の沼」など、あらゆる手段で合体中のリーダーを
仕留めれば、敵は大きなパワーを出せなくなり、ジリ品的に攻撃できず滅び去るなり!そしてとどめの
「アーマゲドン」!全ての家が消え、マップ中心に生き残りが大集合しての壮絶どつきあい!で決着!!

正義成就!栄えよ我が民!世界に冠たる大ワータイガー帝国!
(なんか目つきがヤバくなってる総統ちゃん)

総統ちゃん命令第9256号!
ブルフロッグもこの調子で突き進むべし!なさけむよう(ひらがなだとアタリっぽいなりな)!
べしったらべし!!べし!


(注1)小林源文著・「カンプグルッペZbv」非情な指揮官・スタイナー少佐のこと。

(注2)「プロミスドランド」最終面は、天国=雲の上!雲が動いているなれど、8ビットの
PCエンンジンでは処理が追いつかず、ちょっとガクガクだったなり。ああ、この面だけ攻略してない。
ちなみに中古価格ではかなり安く、音楽がいい感じなのもあってオススメなり。


「ポピュラス」

いまどきスーファミ版ポピュラスを解説してくれている貴重なページ。
初代ポピュラスは、みんなこんな感じなり。
トップページはこちらゲーム攻略サイト「くりりんらんど」。




「悪の天才が時に野心を抱き♪」

(帝国兵器工匠の視察時における発言)

わが軍のサイボーグ半生体獣戦車はだれが開発したなりや?・・・え?契約牧場のおっさん?
戦車部品を甲羅に見立て、バイオ研究の成果で肉体を作って成功?・・・う〜む、恐るべし、
わが国のお百姓さん!まさか戦車が農業製品だなんて、誰が想像しえたであるなりや?
普通、兵器ロボなんて作るやつは、ルックスからしてイカれてるものなれどもなあ。そう・・・
デビラー総統やララーシュタイン博士みたく!てなわけで、今週は「レッドバロン」「マッハバロン」


さて、第二次特撮ブームが、マジンガーZに始まる「スーパーロボットアニメブーム」に押されて
消え始めた頃、「シルバー仮面」「アイアンキング」で、一部マニア人気なれど視聴率的には苦戦した
宣弘社/日本現代企画による、巨大ロボット物の特撮として始まったのが、「スーパーロボット・
レッドバロン」(注1)なり。この番組、「アイアンキング」を苦しめた裏番組「マジンガーZ」より放映が
半年ほど後だったなれど、企画そのものはだいぶ前からあったようで、「特撮版マジンガー」
呼んでは失礼なり(注2)。もっとも、後半背中に装備された翼はジェットスクランダーまんまなれど。

(ストーリー)
「万国ロボット博覧会」に集まった世界の巨大ロボットたち!だが、その中の一機・「トロイホース」の
説明文は・・・「侵略ロボット・製作国・鉄面党」!デビラー総統率いる組織「鉄面党」は、全てのロボを
奪い、強化改造して自らの世界征服に使おうとするなり!彼らは世界的なロボット開発者・紅健一郎を
誘拐、彼の開発したレッドバロンを手に入れようとするも、健一郎の抵抗とレッドバロンを駆る弟・紅健
活躍により阻止されるなり。しかし、そのため健一郎は健の眼前で処刑、悲しみを乗り越え、健は
仲間の科学秘密捜査隊SSIとともに鉄面党の野望を阻止する戦いを開始するなり!

まず、世界各国のロボットが奪われて敵に使われるところが新鮮だったなりな、当時としては。また、
レッドバロンのボディーが硬質なグラスファイバーで、当時の価格で200万円もかかっているのが破格だったなり。
(さすがに他のロボは、それまでの怪獣等と同じラテックス)いまだと、戦隊ロボなんかはそれが標準なれど
これはエポックメイキングだったなりよ。もっとも、体が硬いので稼動範囲がせまく、結果いかにもロボ的な
カクカクした、しかも右手右足同時に出しながら歩くような動き。逆にそれが新鮮でもあったなり。また、
技の種類も多く、単なるロケットパンチなれど、まず「バロンパンチ」の文字が手前に出て、それを拳が
奥から飛んできて打ち砕く!というビックリ技なり。また、指紋照合や音声入力などのシステムも備え
基本は抑えているなりな。(さすがに変形合体はまだ先の時代なり)あ、同時期のビジンダー
(『人造人間キカイダー』)とか後のアニー(『宇宙刑事シャイダー』)と並び語られる
女性隊員による積極的パンチラアクション
の開祖としても輝いて・・・いや、総統ちゃん的には別に輝かんでもいいなれど(笑)。(注3)

さて、このようになかなか意欲的な本作品、しかし・・・視聴率以上に恐るべき意外な敵が襲ってきたなり!
石油ショック!
これにより講談社の「TVマガジン」のページが急に薄くなり、それまで野口竜氏(注4)が描いていた漫画が
打ち切られ、短い写真記事とストーリー解説になってしまったなり!(『鉄人タイガーセブン』とかも)そして
番組は3クールで打ち切り・・・宣弘社としては最後の特撮になってしまったなり。

しかし、半年の間をおいて、今度は日本現代企画と日テレによる第二の「バロン」(注5)「マッハバロン」登場!

(ストーリー)
ドイツのマッドサイエンティストであるゲオルグ・ララーシュタインの、世界征服の陰謀を知った嵐田博士は、
日本への逃亡の旅の途中で客船ごとララーシュタインのロボットに沈められてしまったなり・・・息子の
嵐田陽を残して。そして十年、成長した陽は、祖父のもとでスーパーロボット・マッハバロンの操縦
シミュレーターでの訓練を行っていたなり。しかし、マッハバロンの実物を見せてもらえない(未完成)
ゆえ、不満のたまった彼は訓練を放棄しそうになるなれど・・・アメフト部員みたいなロボット帝国の
戦闘員に祖父までも殺され、帝国の侵攻が開始されるなり!危機の中、味方組織・KSSの手により
完成したばかりのマッハバロンで出撃する陽!ロボット帝国の野望を粉砕するなり!

有名な元祖アニメタル・・・いや、当時としては画期的を通り越してイカレていた、グラムロック調主題歌で有名な
本作品、前作に比べポップな感じで音楽も軽快。(エンディングも非常にすばらしいなり!作曲は井上忠夫・・・
ガンダムの「哀戦士」でおなじみの井上大輔、作詞は阿久悠なり。シンプルなシルエットだったレッドバロンに比べ、
手首ひとつ長い腕と巨大な拳と足、頭でっかちな印象のレッドバロンに比べ、パースがかかって錯覚でスマートっ
ぽいなり。この辺、ちゃんと考えて改良されてるなりな。しかし、戦闘アクションはなんかイカれてて、口の部分から
炎や弾丸を放つ時、首が360度グルグル回転してからだったり、目から出る必殺技・マッハコレダー(注6)
光線発射時には、腕を前後にブンブン回しながら上半身を前後に屈伸、首グルグルの後に発射!・・・と、
やりすぎなくらいの大馬鹿インパクトだったなり。マッハバロンもイカすけど、敵の首領・ララーシュタインは
これ以上ないくらいのマッドサイエンティストづら!

「ベラボー参上!」「わしが爆田博士じゃ」・・・ちが〜う!

これは怒りの赤髪モード・・・さ、最高なり、ララーシュタイン!


で、、役者は前作のデビラーと同じ人なれど、逆立った白髪と金色のコンタクトレンズのおかげで、すさまじく
きまってるなり!基本的に直立した立体映像で現れ、感情にあわせて逆立つ長い髪にいろんな色の
ライトがあたり色が変わる程度でアクションは少ないなれど、ルックスだけでお腹いっぱいの名キャラクターなり。
反面、アンドロイドなのに顔にサンマ傷の「息子たち」・・・陸海空軍の三幹部は、全然ダメダメなりなあ。
特に陸軍参謀タンツ!お前、ルックスもアレなれどセリフ読み下手すぎ!・・・そんなマッハバロンも、やはり
2クールで打ち切られ、ララーシュタインとの決着が付かぬまま終わってしまい、残念なり〜。

これらの作品は、現在の目で見ると予算の足りなさや特撮技術のチープさ、脚本のトンデモさ(マシなほうなれど)
で、お笑いのネタとして語られることも多いなれど、間違いなく当時のエポックであり、この当時子供だった
現在の多くのクリエーターたちに、「マジンガーZ」に劣らぬ多大な影響を与えた、といっても過言ではないなり!
(だから、設定のまるで違う後のアニメ版にはな〜んの価値もないなり。後には何も残らなかったなり。)

総統ちゃん命令第9293号!
この2作品で描かれた「悪の侵略ロボット帝国」イメージは、その後オタク系ロボットアニメ等で描かれたなれど、
な〜んか違うなり。こーゆーのは、オタクが逃げ込む非日常であってはいかんなり。非情・冷酷を忘るるべからず!
ここらで、ハンパなオマージュではない骨太な決定打的作品を製作すべし!
べしったらべし!!べし!


(注1)本来「レッドバロン」とゆ〜のは、第一次大戦のドイツの撃墜王・リヒトホーフェンに敵がつけたあだ名。

(注2)しかし、'94年代にアニメになった「レッドバロン」「つまらない版Gガンダム」と呼ぶことを許可する!

(注3)なぜかSSIの皆さんは、敵の戦闘アンドロイド(メカロボ)と、素手での格闘を挑みたがるなり。

(注4)レッドバロンのメカデザインの人自らの執筆。この人は初期戦隊&宇宙刑事シリーズの仕事でも有名。

(注5)第三の「バロン」は「小さなスーパーマン・ガンバロン」なれど、路線がまったく異なるなり。

(注6)「バスタード!」の「アビゲイルコレダー」と、「ガンバスター」の「必殺技ダブルバスターコレダー」
の名前の元ネタになった技。「コレダー」って何?決め技は「これだッ!」ってこと?。

ちなみに、マッハバロンの味方組織KSS(キス)の「了解」の掛け声は「キス・サー!」
(キスなさって)、ロボット帝国のほうは「ララー!」・・・と、時が見えそうなり。


「レッドバロン」 「マッハバロン」

ツッコミありのストーリー解説




これもトンデモ作品としての紹介なれど

意外に凝っているカット割りの戦闘シーンを再評価

なんと、「スタートレック」のクリンゴン語で
「マッハバロン」の主題歌を訳してるページ(笑)







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