「びんぶるぱぺぴぷ うんぺぽぴぃ〜♪」

(帝国文化省マルチメディア研究部門会議にて)

さて、総統ちゃんは未だにDVDとゆ〜ものを再生できる機械を持ってないなり。この世界の機械の動力源たる
小人(レプラコーン)さんたちは、ようやくDVD読み込み技術を取得したそうなれど、特殊技能ゆえ高コストなり。
わが帝国は戦時下ゆえ、いくら予算があるとはいえ国家元首自らが戦争に関係ない贅沢するのはよろしくない
ゆえ、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、国民の手前自重しているものなり!ほめてほめて〜!
(一同、拍手)
でも、勤労奉仕と徴兵はバリバリやるなり〜!国民から不当に金は取らねど、汗と血は絞り取るなり〜!
(一同、ズッコケ)
で、わが国のTVでやってない映像は何で観てるかとゆ〜と、例によってこれを試聴した大滝よしえもんの
生霊電波を受信して、脳内で観賞してるなり〜!なんか、サイボーグが電脳でリンクしてるみたいなり(笑)。
最近観た中でのオススメはこれ!久々にツボにハマったドタバタギャグのヒデえ(褒め言葉)傑作!
3DCG 5分アニメ・「ポピーざぱフォーマー」について語るなり!

何故か砂漠の真ん中にあるサーカス団。でも観客は壁に描かれた落書きだし、団員はクラウン(ピエロ)の
少年・ポピーと、常に仮面をつけた狼(?)のケダモノの二人だけ。二人はいつも出し物の練習してる
なれど、しょっちゅう失敗しては悲惨なことになり、ケダモノの方が上手いと嫉妬したポピーがすぐ爆弾
投げつけたりで、ろくな結末にならないなり。ってゆ〜か、しょっちゅう死ぬし(笑)。途中から加わる
濃ゆいキャラ・ポピーの父・パピーのせいでますます状況は悪化!さらなる新キャラ・カエルや宇宙人の
グレイも毎回悲惨なことに!「いいんか、これ」と思わずツッコんでしまう、それはそれはひでえ
(褒め言葉!)結末に、君も私も総統ちゃんも、爆笑による呼吸困難で窒息絶命間違いなし!

本来やりたかった作品のピンチヒッターとして作られたというこの作品。だから砂漠と点在するサーカスの
道具、というシンプルなセットであり、3DCGアニメとしてそんなに技術的に凝っているわけでもなし・・・
しかし、「アニメ版ゴールデンラッキー」と例えた人もいた(カエルが悲惨なことになるのは共通なりな)
くらい、そのギャグはヤベえ!ヤバすぎるなり。まあ、番組開始前の予告を観ると、ナレーションなどからして
まともに見えるし、1,2話はそんなに過激でもないなれど、3話から凶悪になってきて4話で爆発!そして
回を重ねるごとにヒドい(褒め言葉〜!)展開とオチになっていくなり。現在、DVDが1クールごとで3つ出てる
なれど、後期に行くにしたがってそれはそれはヒドい(しつこいようなれど、褒め言葉なり!)ことに!!
ものによっては、「やっかいさん」な団体からクレームが来るんでは?と思わせるようなネタも・・・しかし、
基本的にこれは「トムとジェリー」のようなドタバタ・スラップスティックの過激にディフォルメされた物であり、
目玉が本当に飛び出そうが、その穴にアンテナを差し込もうが、無反動砲弾で首が吹っ飛ぼうが、
催眠術でイモ虫になってしまい、先に鳥になってしまった者に喰われようが、砂漠の巨大な首の石像から
ビームを喰らおうが、宇宙人に火炎放射しようが、逆に光線銃で焼かれようが、死者をまた殺そうが・・・

そんなものに難癖つける無粋な「やっかいさん」に死を!わが国では根絶やしにしたので、日本国でも
実施をオススメ!海外でも通用するブラックなギャグを学校でも教育すべし!・・・ああ、そうそう
本編はセリフなしで動きだけで語らせてるなり。主題歌も(日本語版もあるなれど)意味不明な
スキャットや言語であり、極めて無国籍なり。(注)きっと海外でもウケそうなり。考えオチやマニア向き
ギャグとは違う、古典的なドタバタと、普通想像できないようなキレた展開の組み合わせ。5分枠
だから出来る、放り出したようなヤケクソなオチ・・・ああ、この手の作品は残さなくてはならぬなり!
ギャグはステキな凶器なり!笑いは、感動の涙を粉砕する情け容赦ない最強の爆弾!

総統ちゃん命令第8094号!
この手の作品は分析しても無意味ゆえ、今回は短く切り上げることにするなり。百聞は一見にしかず!
DVD試聴可能な全国民は直ちにソフトを購入!この小さな奇跡的怪作を黄金体験すべし!
いや、本当にヒドい(褒め言葉ったら褒め言葉!)から!!
大滝よしえもんみたく、DVD環境がないからって、ストリーミングでの試聴やファイル交換でなく、
潔く購入実施すべし!べしったらべし!!べし!

(注)最終回だけ、しかもカエルに日本語のセリフあり(笑)。あと、この作品の
キャラの動きは3DCGというより、人形アニメをなめらかにした感じなり。


「ポピーザぱフォーマー」

カウントダウンホームページ

非公式ファンページ




「史上最強の反戦映画」

(帝国TVニュースを観ながら休憩中)

なんか、あっちの世界では「第二次わんわん戦争」とかゆ〜のが始まったみたいなりな。ワードッグの
戦争なりや?イクラとかゆ〜国の独裁者も、兵隊があっさり投降しないように敵機を撃墜したら賞金、
とか苦心してるみたいなり。え〜と、敵はなんだっけ?アメホン国?え、それはタツノコプロアニメに
よく出てくる国?まあそのアメなんとか、国内世論のせいで軍が行動を制約されるみたいで、わが帝国に
比べめんどくさいことおびただしいなり。ここにつけいるスキがあるなりな!総統ちゃんならね〜、
反戦ムード高めるために電波ジャックして、あの映画をノンストップ・エンドレス放送してやるなり!
その映画の名は・・・「炎628」

1943年、独ソ戦下のベラルーシの一寒村。少年フリョーラはパルチザンに参加するため前年の戦場跡
から自動小銃を掘り出すなり。村の老人はそれを咎め、母は泣いて止めるなれど、少年は森のパルチザン
キャンプへ。しかし、子供扱いで戦闘につれていってもらえず、少女グラーシャとお留守番役にされて凹むなり。
そこに空爆とドイツ軍降下猟兵の奇襲!グラーシャと自分の村に逃げ帰ったフリョーラ。しかし、家に家族の
影はなく、突然失踪したような・・・死の匂い。あてがあると駆け出すフリョーラ。後を追う少女は、家の裏に
大勢の裸の死体を見て恐怖に囚われ、少年の後を追う。沼地に逃げた村人たちの中に、あの老人もいたなり。
大火傷で瀕死の老人・・・銃なんて掘り出すから・・・村からパルチザンへの参加者を出したことから報復
されたなり。呆然とする少年。生き残りの男たちは食料調達へ。少年も参加するなれど、敵の銃撃を受け
別の村に隠れるハメに。そこに・・・ナチス親衛隊の絶滅部隊アインザッツグルッペン(特別行動隊)が来る!

どす〜んと重〜い戦争映画。ドキュメンタリー的、芸術的。BGMもほとんどなく(注1)いわゆる「娯楽作」では
ねえなり。しかし、あらゆる反戦映画の中でも最強クラスの打撃力なり!とにかく、「安く」ないなり。マジなり、
本気なり!旧ソ連の映画の「革命戦士たちよ、同士の死を乗り越え帝国主義を打倒せよ!」的な
プロパガンダな部分は皆無!'85年作品(ペレストロイカ開始以降)なので、旧ソ連を美化したりせず(注2)
極めてクールに、淡々と、しかし次第に大きく、押しつぶすような圧力で語られる恐怖と悲鳴と涙。

立て続けの恐怖とストレスに、少年の顔に老人のようなシワが刻まれていくのがすさまじい。
少年が特別行動隊に囚われ、頭に拳銃を突きつけられ迫る死の瞬間を前にピークに達する恐怖!
・・・だが、それを記念撮影しただけで放り出し、去っていく・・・べしゃり、と崩れ落ちる少年。(注3)
教会にスシ詰めにされ閉じ込められた村人たちに行動隊員たちの一斉射撃の轟音!(注4)燃え上がる
教会の中から上がる、悲鳴、絶叫!ドイツ軍の宣伝車からの広報と音楽、暴行された血まみれの女性が
くわえさせられた笛の空ろな音・・・BGMのない分、それら死の音楽が重なり、響きあう。燃え上がる
村の建物の前を通過するドイツのサイドカー、その直後崩れる建物、ぱ〜っと飛び散った火の粉が
地に落ちて燃え続ける・・・なんとも、おっそろしく計算された本気すぎる画面作りが圧巻で、
7歳児の総統ちゃんはおなかいっぱいにも程がある、ってゆ〜か、はきそう。う〜っぷ。

また、ドイツ国防陸軍ではなくナチス親衛隊の特別行動隊の服装考証をキチっとやって書き分けてる
ところがえらいなりな。いいかげんな映画だと、そもそも国防軍と親衛隊がゴッチャなり。(注5)
プロパガンダ映画や安物娯楽映画だと、「悪のファシスト」として記号化されるドイツ軍を、かなり
真剣に描いていて好感が持てるなり。待ち伏せたパルチザンに捕らえられ、情けなくも自分は
本来平和を愛する、なんて調子の隊長や、ドイツ人を殺せと必死の絶叫の裏切り者ロシア人、
しかし冷酷に、ロシア人に対する絶滅作戦は正当だと主張する根っからのファシスト副官・・・
描き分けがちゃんとできているなりな。そう、あくまでも「本気」!そして本気こそ「力」!

ところで総統ちゃんも独裁者なれど、この映画で戦争を止める気になったかって?
まさか!わが国もこのような悲劇にあわぬため、軍備を増強せねばならぬなり!
(全然反省してません)

総統ちゃん命令第8316号!
「ガンダムを観て、戦争について考えさせられた」なんて寝言は寝てから言え〜ッ!
戦争の悲劇を描いて、人を泣かせてみたいなんてクソ甘な野郎は、この映画を観て土下座すべし!
「本気」の一撃に打ちのめされるべし!べしったらべし!!べし!


(注1)でも劇中、ゲーム・Panzerfrontのロシア軍の面でかかるBGMの歌が聴けるなり。

(注2)ソ連を裏切ってドイツ側に寝返り、しかも絶滅部隊に参加してる奴らもちゃんと出てくるなり。

(注3)この倒れこみ方の演技が素晴らしいなり〜!

(注4)正面から捉えたカメラがぐ〜っと引いていく、外道なシーンなのに妙にカッチョいいなり。

(注5)でも字幕で行動隊長が「ドイツ陸軍」なんて言ってるふうになってるなり!「アインザッツコマンド」って
ちゃんと言ってるのに!字幕書いた奴に反省と謝罪を要求するッヒ(<ドイツなまり)!


炎628
ИДИ И СМОТРИ / COME AND SEE

ところで、この映画には珍しい車輌が登場。
実は戦後の砲牽引車なれど、あまり違和感が
ないなりな。「映画の中の戦車」サイトを参照。




「あなたって最低だわ(棒読み)」

(待遇改善を求める反乱部隊鎮圧の先頭に立って、説得中)

叛徒に告ぐ!直ちに武器を収め、直ちに原隊に復帰せよ!、さもなくばお前らの家、燃やす。

・・・え?説得でなく脅迫になってる?総統ちゃんは平和的交渉に向いてねえのでお下がりを?
否、かまわぬなり!交渉は相手の要求をまんま受け入れないのが基本!強気が大事なり。
あの街のネゴシエーターだって、ロクな交渉もしねえで、ロボで大暴れして街ブッ壊してたなり!
すなわち、ネゴシエーションとはこれでいいとゆ〜ことなり!なりったらなり!
んなわけで今回は「THE ビッグ・オー」!アクション!

50〜60年代、アメコミヒーロー物でいう「シルバーエイジ」風のアメリカの一都市。かつてはマンハッタンと
呼ばれていたそこは、今は常にどんよりとした厚い雲に覆われた、ドーム都市「パラダイムシティ」
大企業パラダイム社を中心に作られたその街。しかし、40年前の「何か」により全ての住人は記憶を失い、
また都市周辺以外の世界がどうなっているのかもわからない、そこは閉じられた大掛かりな「舞台」。
記憶を失いつつも、それまでの自分がやってきたと思しきことを続けることで、それまでの自分らしき者を
人は演じ続けていたなれど、突然、よみがえった記憶(メモリー)により、失われた技術を用いた巨大な
ロボットや怪物を作り上げてしまう者により街の平和が乱される時、大地を突き破り現れる、黒き鉄巨人!
「ビッグ・オー!ショーターイム!」

さて、このように「でっかいロボが暴れるレトロな街」というステージをでっちあげるための設定なれど、
ロボ大暴れのプリミティヴな気持ちよさが、主人公・交渉人ロジャー・スミスのわかったよ〜な、
わからんよ〜な酔っ払いのタワゴトみたいなモノローグがだいなしにしてるなり。(注1)この作品において
正しく面白く魅力的なものを、背伸びした中坊みてえなカッコつけで邪魔しねえで欲しいなりな。
そう、記憶がない=アイデンティーの喪失、そして人間とは・・・なんてものをダラダラと語ったあげくに
エヴァの最終回みたくなってしまうよりは(注2)、単純にロボ同士のぶつかりあいのカタルシスや、面白
キャラたちのからみや軽妙な台詞の応酬、といった「気持ちいい」部分に力を入れたほうが、絶対
傑作になったなりよ、このアニメ。もしくは、シュールコメディーとしても面白い「ウテナ」みたくするとか。
ああ、演出的に通じるところがちょっとあったなりな。最終的に謎や時系列をハッキリさせないところも。

しかし、ビジュアル的には、日本アニメの中では個性的で大変いい感じなれど、それ以外はどうしてこう、
パチ物っぽさ
が漂うなりや?大滝よしえもんも日報で書いていたなれど、「オマージュ」のはずが単なる「ベタ」だったり、
「パクリ」になってしまうのはいかがなものか。特に、音楽は元ネタが解る人には思わずニヤリ、ではなく
「なめとんのかコラ」と思うこと必定なり。これ、もし作り手の方が「面白いでしょ、ね?」なんて考えて
やっているつもりなら、最低なりな。ちょっと検索してみたなれど、「ビッグオー  フラッシュ」で約587件
ビッグオー  UFO」で約527件ヒット。全部が曲の類似についてではないなれど、みんな「パクりだ」
と思ってるなりな。ならば総統ちゃん思うに、このアニメ、いっそコメディーにしてしまった方が
成功だったと思うなり。「ルール」だの何だのほざいてカッコつけのロジャーは、ハードボイルドに
あこがれて暴走、結果交渉で解決でなく、街をメチャクチャにしてしまう困ったボケ主人公、ってな感じに。
側に立つ、このアニメで最も面白さんなアンドロイドのR・ドロシーは、実際の作中でもクールなツッコミと
ロボゆえのボケ(注3)がいい味だし、執事のノーマンは有能だけど物忘れの激しすぎるボケ役、ってのは
どお?もちろんツッコミ役はダストン少佐/大佐なり。(「俺はハマーだ!」の署長っぽいの希望。)
そうすりゃ、パチっぽいのは全て「パロディー」の一言でズバット解決なりよ!やるべし!

総統ちゃん命令第8774号!
そんなわけで、コメディー色の強い第3シリーズを作るべし!
べしったらべし!!べし!


(注1)いや、声の宮本充氏は好きなれど。映画「フィフスエレメント」で、悪役・ゾーグはビデオの吹き替え版
では山寺宏一氏(二役)、TYの吹き替えでは宮本氏だったなれど、宮本氏版の方が好きなり。

(注2)なんか、「トゥルーマンショー」というか「ダークシティー」とゆーか、「メガゾーン23」(笑)。しかし、
この世界が消滅してしまうような危機をネゴで解決(?)し、第一話冒頭のシーンに戻るなり。逃げたな!

(注3)ロジャーに対する、感情のこもってない「あなったて最低だわ」の一言が笑えるなり。あと、
ピアノでジャズを弾いてるときの、無表情でスウィングしてるシーンが不気味で大笑い。


THE ビッグオー

公式サイト
とりあえず、設定とかはここで調べるなり。しかし、ビッグオーの
足音や光線技は「レッドバロン(実写版)」まんまなれど、敵ロボの歩く
時の手の構え方なども、かなりあの番組の影響があるなりなあ。







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