「早く戦争になあ〜れ♪ Part.2」

(続きです)


お〜っほ、おっほおっほおっほ、お〜お〜おっほおっほ・・・ん?なぜかゴリラダンスになってしまったなり。
まちがいまちがい、興奮していろいろ間違い。先週の続きなり〜。

「オペレーション・メテオ」・・・連合とOZに反抗する各レジスタンスグループから同時に地球に送り込まれた
5機のガンダムによる破壊工作(注1)。ヒイロのウィングを除く4機は行動を開始するも、海中のガンダムを
回収できないヒイロは、なんと第2話にしてガンダムの破壊を画策するなり!いくらOZに捕獲されるのを
防ぐためとはいえ、まさか2話目で主人公メカを爆破しようとは、恐れ入った展開なり。結局、同じ頃に
デュオのGデスサイズがOZの水中部隊を撃破、ウィングを回収するも、海軍基地に侵入・魚雷3本を束ねて
ガンダムを爆破しようと試みたヒイロによって、2機ともまた水没・・・この時リリーナを容赦なく射殺しようと
したり、海中に落ちてうつぶせでプカプカ死体のように浮いたり、ヒイロのエキセントリックさが強調されるなり。

また次の回、軍に捕らえられたヒイロは、目が覚めているのに眠っている時の脳波を発することができるなど、
ますます非人間ぶりを発揮。しかもデュオに救出され、パラシュートを与えられ崖下めがけ飛び降り、しかし
任務失敗のためパラシュートを開かず自決を試みる!いやあ、まさか主人公が3話連続で自殺未遂とは
全く予想不可能な展開なりな。ヒイロ、結局リリーナの声に反射的にパラシュートを開き、普通間に合わない
高度とスピードなのに、崖を滑り落ち、片足を折りつつも生還するなり。この後、ヒイロの不死身ぶり・怪力等、
人間業とも思えぬタフさを何度も観ることになるなりよ〜。もはや、任務遂行のための戦闘マシンなり。実際、
ガンダムの戦闘データを分析したOZの兵に「人間ではありません!」とまで言われてしまった程なり。

これ以降、ガンダムパイロット中一番まともな性格のキャラ・デュオは、修理のためウィングG用に
デスサイズの部品をパクられたり、名前を勝手に使われたりといいようにヒイロに利用されて気の毒なり!
OVA「エンドレスワルツ」でもやはりそうだったなりな。ついでに、他のパイロットの紹介・・・

Gヘビーアームズのパイロット・仮称トロワ・バートン(注2)。普段はサーカスの中で暮らし、
命令あらば近所に隠した(バカでかい)トレーラー上のガンダムを起動、破壊工作に入る静かな男。しかし、
サーカスのピエロの仕事ではナイフ投げの的のシーンしか無く、団長に「いい腕」と認められてるのが
実に不可思議。単なる的なのに・・・全部、当たるナイフをギリギリでかわしてたりして。得意技は
ジャンプ空中無意味二回捻り!OVAではヘビーアームズにまでやらせてたなり!(笑)

次はカトル・ラバーバ・ウィナー。アラブ系金持ち・・・という設定なれど、むしろイギリス人っぽいなり。
40機のマグアナック隊を率い、4機の中では最もバックアップの強力なGサンドロック搭乗員。
倒す敵に一言ポツリと謝ったりするヤツなれど、OZの平和的コロニー懐柔策に反対の父が
殺されたショックと怒りで、封印されていたゼロシステム(注3)搭載の各ガンダムのプロトタイプ
ウィングゼロを製作、コロニーをビームで破壊したりとイっちゃった壊れ方を見せるなり。

最期にウーフェィ(五飛)。中国系武術者のコロニーで育ち、ひたすら「正義」について探求するまじめ男。
しかし任務とあらばOZの新人パイロットたちの眠る宿舎を容赦なく爆破したり、とこいつも鬼なり。
自分のシェンロン/アルトロンGに「ナタク」の別名をつけ、語りかけるという一番自分のガンダムを
大切にしている男。ちなみにナタクとは死んだ妻(というか、許婚者)の名前と外伝漫画で判明。

どいつもこいつも・・・な奴らなので、共同作戦は考えていないなり。後にOZ首脳部が一同に集まる
会議を襲撃・暗殺を試みる作戦で集うなれど、これ自体がOZの仕掛けたワナであり、ヒイロは間違って
連合の和平推進派軍人を皆殺しにしてしまうなり!これには任務第一男・ヒイロも大ショック!
実際、多くの戦術的勝利を収めつつも、それをOZ(総帥のトレーズ・クシュリナーダ)に逆用され、
OZの連合支配のための手助けをする格好となり、戦略的には負け続け、なり。しょせんテロでは
OZの打倒は無理な注文なりねえ。結果、追い詰められたウィングGは1クール終了を待たずして
完全自爆!
と、とんでもねえ展開なり!(後で直すけど)爆風で吹き飛ばされ、約10m下の地面に落下するヒイロ。
それでも死なないなれど
トロワに回収されその後一ヶ月、意識不明のままサーカスに匿われヒイロ復活。トロワもOZへの
慰問公演にかこつけてヘビーアームズを投入、大暴れ&自爆未遂。
「素敵!これなら世界中のどこに持っていったも大歓迎よ!」(キャスリン談)
いや、それ芸じゃないし
この後、ヒイロの「間違えて殺しちゃったんで御免ね遺族、良かったら殺してツアー」に付き合うなれど、
ヒイロ、OVAでは基地爆破時のミスで近所のアパートまで全壊、住民皆殺しにしたこともあるとゆー、
とんでもねえ前科持ちの殺人マシーンゆえ、お詫びだけでも大変なり。とんでもねえなり〜。

そもそも設定や構成を1年戦争ガンダムのものを規範にし、そのパロディーとも言える構成の
本作。同じ食材で味付けや調理法を変えた料理にごときなれど、全く持って予想不可能な
展開なりなあ。しかしこの後、Z,ZZ,逆シャアのパロディー的な展開なれど、元ネタと
同様に敵と味方の区別がつきにくい、混乱した感じになるのが惜しいなり〜。

ムムム?まだ語ることがあるのに時間なりや?てなワケで3回目に続くべしったらべし!


(注1)TV最終回やOVA「エンドレスワルツ」で明らかになるなれど、本来は過激派レジスタンス組織の
ガンダムによる無差別テロ作戦だったなれど、5人のガンダム開発者によって勝手に内容変更されたなり。

(注2)本来、彼は幼少時から傭兵で「名無し」であるが、本来のパイロットであるバートン財団の
真・トロワの死により、整備員の一人である彼が代わりに乗ることになるなり。

(注3)データから戦闘コンピューターが、未来予想した画像をパイロットの脳に直接転送する怪しい機械。
上手く使えれば敵の動きを先読みできるなれど、変な映像も見えて、パイロットが既知外になりそうなり。


「新機動戦記ガンダムW」





「早く戦争になあ〜れ♪ Part.3」


(続きです)  そろいもそろってイっちゃってるキャラの奇天烈行動と素敵発言、
何が面白いって皆さんみんな「本気」のシリアス・マジボケ!ガンダムWの面白さってのは、ソープオペラ
(昼メロ)と共通するものがあるなりなあ。ガンダムパイロット以外にも、「人間は自ら戦わなければ
戦いの愚かさを理解できない」とする、いちおう敵役で裏でいろいろ陰謀をめぐらすけど実は信念の
人・OZのトレーズ総帥その実行部隊であり、トレーズに忠実であろうとするために二重人格ぎみの部下・
レディ・アン上級特佐(注1)、トレーズと同じカニ眉毛な親戚・戦争大好き少女ドロシー(注2)、そして
ガンダムや最初のモビルスーツ・トールギスを開発した5人のマッドサイエンティスト!(注3)といった、
面白キャラクターがそろっているなり。惜しむらくは、後半の混戦でそれぞれの個性が目立たなくなってしまった
ことなりな。もともとキャラクターがやたら多いので、その辺の構成が上手くいかなかったなり。

さて、マッドサイエンティストの皆さん(+現・サルベージ屋のハワード)が開発した最初のモビルスーツ
トールギス。これ、例えるなら「街道レース用の車を作れ」との注文に対し、いきなりF1を作ってしまった
ようなシロモノ。だから、性能だけはものすごいなれど、誰も乗りこなせないという馬鹿モビルスーツなり。
何しろ、「ロケッティア」みたいに揚力でなく推力だけで飛行する力技マシーンだからなり。なもんで、乗ると
死ぬ
ほとんど特攻機なり。「決闘用」とも言われたなりな。ロケッティアに出てくる樽みたいな太い胴体の競争機・
ジービーも大馬力空冷エンジンでぶっとばすことしか考えていない殺人機なれど、これ同様、乗り手が
スゴ腕でないと手に負えないという、軍用として量産できない物を一番最初に作ってしまったなりな。
5人が次に設計してしまったのが、やはり乗りにくい上、パイロットが既知外になりそうなゼロシステムや
コロニー1つぶち壊すツインバスターライフル搭載のウィングゼロ。・・・お前ら、マッドなのはわかるなれど、
どうしてそうスペック優先で使えねえ物ばかり作るなりや?で、次にこれをスペックダウンして任務別に
特化させたのが5機のガンダム。このうち3機はほとんど刀で斬りかかるような接近戦用で、なんか
スーパーロボットに分類したくなるようなキワモノばっかしなり。他のモビルスーツがカトキハジメデザインで
リアル系(注4)ゆえ、その異様さがより目立つなれど、これはこれでハッタリ演出的には正しいなりかな。

マッド5人衆は、後にOZに捕らえられ、OZ用にガンダム以上のモビルスーツ開発を命じられ、なんと
あっさり承諾して本当に作ってしまうなり!(その陰で破損し捕獲されたデスサイズとシェンロンの修復も
やっているなれど)しかもそれをヒイロが暗殺にやってくるし(笑)。そして殺されかけたのにドクターJは
誇らしげだし(笑)。やっぱしメインにまともな奴はいねえなりな、このアニメ。この後、OZに潜入して
パイロット候補生になっていたトロワと共にヒイロはメリクリウスに搭乗。しばらくガンダムは忘れられてる
なり!ってゆーか、損傷して捕獲されたデスサイズとシェンロン、やむなく自爆したサンドロックは
まだしも、この時期ウィングとヘビーアームズは海に捨てられていたらしいなり!
し・・自然とガンダムを大切にね。
また、後半の主役のはずのウィングゼロに搭乗するのも、最初は設計図を元に製作したカトル、
テストで乗せられたヒイロ、同じくデュオ、研究した技術士官トラント、破棄されそうになったのを奪った
ゼクス、そしてエピオンと交換でまたヒイロ、さらに記憶喪失中のトロワも一時・・・と、パイロットが
コロコロ代わり、ヒーローロボらしくはないなり。つうか、ヤバいゼロシステムのせいで呪われてる
としか思えんなりな、これ。後のOVAでは形が全く異なるウィングゼロ・カスタム・・・天使の羽が生え、
宇宙空間で羽毛を撒き散らし(イメージなれど)ばっさばっさ羽ばたいて飛び去る(本当)
なぜかターンAのデザイナー・シド・ミードもお気に入りの大馬鹿ロボに変更されるなり。いやあ、
ハッタリ、ここに極まれリ
しかし残念ながら、ガンダム等のモビルスーツは最期に全て自爆・解体処分され一機残らず消滅、
歴史から姿を消してしまったことがナレーションで明言されてしまったので、続きはできんなり。
そして「G」「W」と違った形のハッタリ命!なガンダムに続いた「X」は、気の毒にもハッタリと萌えの不足で
打ち切られ、数年後の現在、新たなる萌え要素優先ガンダムとして「SEED」が放映中。でもハッタリが
不足すぎだし、ミリオタ系(「0080」「0083」「08小隊」やゲームの「外伝」等)ほど戦争物として燃えない
現状はいかがなものか?このへん製作スタッフは熟慮されたし。

てなわけで総統ちゃん命令第4127号!
Wに偏見を持つ者(特に一年戦争原理主義者)は、作品の見方を変えて
楽しみ方を発見してみるべし!べしったらべし!!べし!


(注1)トレーズの命令あらば、容赦なくドカドカ暗殺の怖い人・・・なれど、トレーズに平和的にやれと
言われれば眼鏡を外し髪をおろして別人格でエレガントに外交、という既知外な人。一時撃たれて
意識不明になったなれど、トレーズのピンチ直前に目覚めて復活!何者なりや貴様?!ちなみに
この時、トレーズが幽閉されていた基地にヒイロが殴りこんだ後、エピオンに乗り換えたためその場に
置いていかれたウィングガンダムに乗ってきて、大破させてしまったなり。悲惨な主役メカなり〜。
戦後、陰の平和維持組織ブリテンダーを率いるリーダー格に。戦犯にならなかったなりや、こいつ。

(注2)タイトルの「早く戦争になあ〜れ♪」はこいつのセリフ。ホントは戦争による悲惨な結果を他に
見せ付けるために戦争をあおる工作や陰謀を実行する、真の反戦主義者?なり。
こいつを最期に説得するカトルも、なんか新興宗教やセミナーの勧誘を思わせてアレだったなり(笑)。

(注3)ドクターJ、プロフェッサーG、ドクトルS、H教授、老師Oの五人。見た目がすでに怪しいなり。
技術馬鹿一代野郎どもばかりで見境無く兵器を開発しているように見えて、実は裏で糸を引いているなり。

(注4)トールギスの大幅スペックダウン型がリーオー。この世界でのザク、というかスコープドッグ的普及機。
徹底した無個性な面構えでベストやられ役なり。でも首が回らないので演技させにくいなりなあ。実は
トールギス(I)も回らない構造のはずなれど、こっちは劇中やプラモではちゃんと回るなり。

(追記)
書き忘れたなれど、その後リリーナ暗殺のチャンスがありながらためらって殺り損なうヒイロ。
一方のリリーナもいつもなんかえらそうで命令口調だし、変テコカップルさんなりねえ。
陰から、演説するリリーナを見守るヒイロの立ち位置はなんか暗殺者のポジションだし、
TVのラストで誕生日のプレゼントをリリーナの乗る飛行機の座席に置くため整備員に変装してくる
(絶対、本物の整備員が気絶させられて縛られているなり)など、まともに接触できねえなりや?
こいつは(笑)。なんだかお姫様の護衛についてる忍者みてえな奴なり(笑)。

ところで・・・毎回のエンディング、リリーナ出ずっぱりなれど、なんか「アフリカの植民地で動物と
戯れるイギリス貴族のお嬢さん」って感じで、その行動やポーズの高飛車さや目つき、加えて
バックで流れるエンディングテーマ"It's just love"の内容のせいで、「このアマ〜」ってな気分に
なってくるなりよ!おお、にわかにコミュニスト気分湧き上がる!植民地支配ハンタ〜イ!
帝国主義の横暴をゆるすな〜・・・って、考えてみたら総統ちゃんは大ワータイガー帝国国家元首なりな(笑)。
リリーナはもともと王女で、しかも世界政府の象徴としての女王にまで(OZに利用される形で)なるなれど、
ヒイロは渡さぬなり!野郎を返り討ちにし、ムフフな拷問でキャ〜なことするのはこの総統ちゃんなり!
緊急指令!抹殺!抹殺!リリーナ、お前を殺すなり!


「新機動戦記ガンダムW」

あらすじや用語解説など、Wのことがひととおりわかるサイトなり



「虫ムシ大行進バ〜イオレンス」

(帝国プロパガンダ研究所設立において)

わが帝国とワーウルフどもとの戦いも、双方の主力壊滅により長き膠着状態にはいって久しいなれど、
兵士の士気未だ高し!・・・なりや?なにしろ現在の主力は女子供ゆえ、戦争に飽きちゃうと、戦争継続が
困難なり。そこで、この研究所の諸君に期待することは、戦意維持のための有効なプロパガンダ映画などの
製作なり!皆、大ドイツ帝国のゲッベルス宣伝相を見習って、有効な作品を制作するなり!・・・で、
そこの君、どんな映画がいいと思うなりや?え?「スターシップトルーパーズ」?劇中の軍隊万歳CMが
いい感じ?国民の義務を果たしたくなった?

騙されておるなり!
貴様!バーホーベンの策略にまんまと騙されるとは何事なりや!!プロパガンダする側が騙されてどうする
なり!しかも、バーホーベンの真意を全く読めておらぬなり!あれは、とことん底意地の悪い映画なりよ!

軍に入隊しなければ市民権(選挙権)を得られない軍事独裁国家である地球連邦。
軍隊経験者ではないが商売が成功していて裕福な家庭の一人息子、ジョニー・リコは、好きな女の子が
ハイスクール卒業後、軍に入るというので自分も、というしょーもない理由で機動歩兵に。訓練中の事故で
ヘコんで辞めかけるも、敵・昆虫型異星人・バグ(虫)ことアラクニド(注1)の小惑星落とし攻撃で故郷と
父母を亡くして新たに戦う決意をし、上官や戦友たちの死を乗り越えて小隊長となり戦いを続けるなり。

・・・とゆーシンプルなお話。原作小説では、軍隊経験者=規律と義務の遂行を知る者こそが社会を率いる
権利を持つ、と言わんばかりの右っぷりなれど、むしろ日本では小説版のパワードスーツ・・・軍用人型兵器の
エポックメイキング・・・の印象が強すぎなれど、映画には出てないなり。いや実際、企画段階では設定も
描かれていたなれど、バグに盛大にブっ殺されるために強力な鎧は無用(注2)とばかり、突撃銃と役にたたない
ボディアーマーで、戦車も無しで白兵戦なり!すげえ馬鹿みてえなれど、いや実際大馬鹿に描いてるなり。

この映画、いわばボケっぱなしなり!一見、アメリカ軍隊青春万歳映画なれど、途中挿入されるプロパガンダ
アホっぷり(特に子供がゴキブリを踏み潰し、それを見た母親が大喜びのCM)から解るように、全っ然
軍隊万歳ではないなり。しかも、兵の殺され方は悲惨で過剰な残虐描写・・・もしこれが軍隊万歳映画なら
こんなに小汚い死に方にはならねえなり。特に、主人公の恋のライバルであるザンダーに到っては、
なんかカッコいいこと言ったあとに頭脳バグに脳みそ吸われて馬鹿ヅラ丸出しでくたばって、すっかり
台無し!音楽だけはカッコよく盛り上がるなれど、ちっとも崇高でなく無残な死体がゴロゴロ!
そもそも連邦軍の制服は、ほとんどナチス・ドイツや旧東ドイツ軍スタイルで悪役向けなりよ。(注3)
ミリオタなら、このデザインを見ただけで、見た目の戦争万歳描写と裏腹の監督の悪意を
読み取れなくてはいかぬなり!てゆーか、公開当時「好戦的描写」を批判した馬鹿映画評論家、
アホなりや?貴様ら

まあ実際、終盤あたりなどは「バーホーベン、本気で戦争万歳映画にしたいなりや?」と
不安になるくらい真面目に盛り上がるなれど、全体を通してみれば馬鹿を騙して大笑い
な悪意があふれていて、同時期の「インディペンデンス・デイ」のアメリカ万歳な脳天気ぶりに
対する、金と手間のかかった壮大なイヤミであったなりなあ。その意気や良し(笑)!
(もう一つの大いなるイヤミ映画が『マーズ・アタック』


バイオレンスと下品でおなじみ、バーホーベン監督は故郷オランダでドイツ軍の占領下の幼年期を
過ごしたなり。近所にドイツ軍のV1(元祖巡航ミサイル)発射基地があったせいで、これを狙う
連合軍の爆撃のまきぞいで周囲はバラバラ死体がゴロゴロ。おかげで変な刷り込みがなされて
しまったらしく、過剰にバイオレンスで血しぶき飛び散る映画ばっかしになってしまったなり。(注4)
やっぱし、「本物」の体験からくるものは大きいなりねえ。

プロパガンダを仕掛けられない最大の防衛策は、作り手の意図を理解することなり。
逆に仕掛ける側は「騙されてるみたいだけど気持ちいいからいいや」と思わせる技術が必要なり!
思えば、作品を見せ、読ませ、感動させること即ちプロパガンダであり洗脳とも言えるなりな。
総統ちゃん命令第4556号!
作り手は受け手を酔わせれば勝ち!正義でも悪でもない、面白い物の勝ちなり!
クリエイター諸氏、買い手をどしどし洗脳してガッポガッポ稼ぐもよし!てゆーかすべし!
べしったらべし!!べし!

(注1)原作日本語版では通称「クモ」と呼んでいるなれど、原語ではやはり「バグ」なりや?

(注2)ちなみに原作では、アラクニドもパワードスーツを切り裂く光線銃を持っているため、やっぱり大変。
撃たれた奴のスーツをチェックしたら体温が100℃、スーツを脱がせようとしたら首がすっぽり
抜けてしまった・・・というのを淡々と語っていて、やはりすさまじく悲惨なり〜。

(注3)この服、あとで「Gセイバー」に流用されてるなり。

(注4)でも、「スターシップトルーパーズの(子供向けの)アクションフィギュアが出たのはちょっと
なあ」ということを言っていたので、そんなに狂ってはいないなり。意地悪なれど。

「スターシップトルーパーズ」







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