「かしらかしら、ご存知かしら? Part.2」


(帝国公式決闘場落成式にて)

なりやなりや、ご存知なりや?わが国の国民は外傷に対しては不死身に
近いワータイガーゆえ、喧嘩もちとシャレにならないスーパーバイオレンスに
なってしまうこと、ままありおりはべりいまそかり。(意味不明)ゆえに、ルールを
設定して勝敗を決する公式決闘場を設立したものなり〜。なお、ここで決着つけず
大喧嘩し続けた者たちは最前線において全裸に名糖ホームランバーの棒一本で
地雷処理任務強制なり!死よりもつらい屈辱なりけり〜。

と、出だしだけ劇中の「影絵少女」(注1)っぽく始めたけど無意味だったなり。
とゆ〜わけで今週もウテナの話なり〜。
この話、やたらと実験的でシリアスと耽美とシュールギャグの混じりあった
グレート既知外アニメーションなり。まずこの世界、回想シーン以外はほとんど
学園内しか出てこないなり。(ちょっとだけ「インド」と「ハイウェイ」が出るなれど)
演出が前衛舞台劇+フランスとかの芸術・実験映画みたいなノリを加えてあるなり。
一見無意味な小道具・・・生徒会書記・幹のストップウォッチ、根室記念館の葬式案内風
指差しマーク、黒薔薇編の決闘場に並ぶ机、生徒会のシーンで発生する物や謎の現象等、
何かの象徴であるとか、意味はあんまし考えない方がむしろ面白いなり。

そもそも「王子さま=ディオス」自体が極めて抽象的な存在なり。普通、少女漫画だと
他所の王国から来た本物の王子だったり、どこか異世界から来た存在だったり、
具体的な設定があるものなれど、ここでは「お姫様=女の子を現実から救う者」なり。
回想シーンでのディオスは、世界中の女の子を救うため何かと戦い、傷ついて
いるなり。馬小屋で怪我に苦しむディオスを介抱する妹・アンシー。外では自分の
娘を救ってくれと懇願するスーツ姿の村人?たち。なぜか置いてあるFAXには世界中から
助けを求める通信が・・・す、すばらしく既知外なイメージなり。いったいどんな脳から
吹き出す幻覚なりや?もちろん、このシーンはいつの時代のどこであるかなど、
全く意味が無いなり。同様に、「薔薇の花嫁」アンシーも抽象的存在なり。
決闘の勝者の意思に従い自我を持たない(フリだったりするなれど)お姫様、
彼女とエンゲージした者には「永遠」「奇跡」「世界を革命する力」が手に入り、
決闘の際には胸からにょっきり「デォオスの剣」が出現・・・ヘンテコさんなり。なれど、
このへんの超常怪奇現象について登場人物たちは深くツっこんだり疑問を
持ったりするような無粋はないなり。なぜならば、これはそ〜ゆ〜舞台の
演出なのであって、不思議なノリを楽しむのが正しい姿勢というものなり。

世界中の女の子たちのための王子・・・しかし、実の妹であるアンシーは
「お姫さま」にはなれないなり。戦い傷つき苦しむ兄を見かねたアンシーは
王子様を隠し、お姫様と王子様を引き裂く「魔女」として他の皆の憎悪の
象徴である大量の剣に貫かれる・・・うう〜む,考えるのやめ。

(以下、ネタバレあり)

え〜、あと、全体の構成について。最初の1クール目が「生徒会編」。
決闘ゲームのはじまりと生徒会メンバーたちのそれぞれの想い、
一度失ったアンシーを取り戻す、ウテナのアンシーへの友情・・・。
2クール目の「黒薔薇編」。「永遠」を研究する根室記念館で、カウンセリング
を行う天才高校生・御影草時。カウンセリングに訪れたものの心の闇を利用して
洗脳、ウテナとの決闘に送り出すなり。彼の正体は・・・(ビデオ観るなり)。
3クール目は前半の「鳳暁生編」。生徒会メンバーとの再戦・・・アンシーの
兄・暁生のコルベット(注2)に乗せられ、暁生のアクロバット(笑)と「世界の果て」
(大人の現実世界??)を見せられた生徒会メンバーたちは・・・。最後、
「黙示録編」。暁生はかつてのディオス=ウテナの王子様であり、全ての黒幕・
そして実の妹(14歳)とエロエロ関係(注3)かつウテナとも・・・なド外道野郎なり!
でもかっちょいい、ってゆ〜か若い男にとってあこがれのスケコマシ大人なり。
学園スケコマシ生徒会長の冬芽があこがれる先輩であるのは判るなれど、
なぜかチュチュもあこがれていて、ピアスとネクタイは暁生のコスプレだったり
するなり(笑)。「永遠」を手に入れるため、「気高き心」をもつ者を決闘に
よって選別、かつて持っていた王子としての力を、ただの大人となった
彼が手に入れるための策略・・・それも何回も何十回も、何年も何十年も
失敗を繰り返し、時の流れから置いていかれたこの舞台・・・学園で
若いまま決闘ゲームを仕掛けつづける「世界の果て」・・・

しかし、考えれば考えるほど7歳児にはワケわからんので思考停止なり〜。

とまあ、シュールであることはわかってもらえたなりや?ちなみに、本編からはずれた
監督が「日賀昇」名義で書いている決闘無しのシュールギャグ専門の回もあるなり。
あと、意外にメジャーなところであったパロディー・・・「こち亀」の革命刑事ってのも
あったなりなあ。テレ東がない地方では元ネタがわからんなりねえ(笑)!

総統ちゃん命令第2596号!
さらに既知外さが増大してるらしい劇場版・ウテナを誰か観せるなり!

・・・え?そんなんでいいのかって?うん、近所のレンタルビデオ屋に入荷しなかったなり。
(国家元首なのにTVやレンタルで作品を鑑賞する総統ちゃんの慎ましやかさに、皆感動)

あの店、建物疎開(空襲の時の脱出ルート確保や延焼よけのための強制区画整理)でつぶすなり!
(だいなし)

観せるべしったらべし!べし!!


「少女革命ウテナ」


サターン版オマケカード・根室教授と合体アキオカー

(注1)校舎の壁に映る、影絵の寸劇の狂言回しA〜C子。これまた抽象的存在
かとおもいきや、ちゃんと実体が出てくるシーンもあるなり。顔は不明なれど

(注2)ホントは2シーターの車なれど、なぜか4シーター。アメ車なのにエンジン音と
ギアチェンジがフェラーリみたいだそうで、カスタムなり。あと、運転手がボンネットに
前転して飛び乗って、アクセルふんでなくても勝手に走り続けるなり(笑)。

(注3)ってゆ〜か、このアニメに出てくる「妹」全員実の兄にラブラブなり。ヤベえなり。



「ウドのうどんは苦い Part.1」


(陸軍戦術研究所の会議における発言)

「地獄につきあってやらないと・・・キリコと。銀河万丈の命令で・・・。」

・・・とゆ〜のは「神聖モテモテ王国」でのファーザーのセリフ。もとネタはサンライズのロボットアニメ・
装甲騎兵ボトムズの最初の次号予告「来週もキリコと地獄に付き合ってもらう」より。てなわけで今週は
大滝よしえもんのマイ・フェィバリットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」なり〜!!

遥か遠いアストラギウス銀河でのギルガメス・バララント両陣営の戦争がひと時の休息を
得ようとするその矢先・・・特殊部隊レッドショルダーのAT(装甲騎兵・全高4Mの人型兵器)
乗員・キリコ・キュービー曹長は、謎の転属命令を受けた先で小惑星基地への攻撃に参加・・・
しかしそれは味方の基地だったなり!困惑するキリコはそこで、カプセルの中の全裸でスキン
ヘッドのお姐ちゃんに遭遇。困惑を通り越して驚愕(そりゃそうなり)。直後、自機ともども爆弾に
吹き飛ばされ宇宙を漂流、回収されるなれど、今度は激しい拷問と尋問が待っていたなり。
「”素体”をどこにやった!」どうやらスペース全裸ねーちゃんのことらしいなれど、そんなもん
知らぬなり。このままでは殺されるなり!でもキリコは最凶の特殊部隊・レッドショルダー隊員、
拷問の時に手に握った一本のネジを使って見事脱走、地下市街(天井が落ちてるなれど)
ウドに潜伏するなり。そこで街の裏経済を仕切る暴走族に捕まって強制労働させられたり、
キリコの腕を見込んで金になると近づいてきた奴ら・・・ゴウトバニラココナと知りあったり、
ロボットプロレスとでもいうべき「バトリング」で小惑星作戦での上官たちと殺しあったり、
そして全裸ねーちゃん・・・いやもう服着てるし髪も伸びてるなれど・・・通称ファンタムレディー
再会するなり。彼女の正体は、軍の秘密兵器「パーフェクトソルジャー」。ATの乗員として
最高の反射神経を持つよう最適化された人間なり。レッドショルダーの精鋭・キリコの腕を
もってしても、パーフェクトソルジャーとチューンされたATの前にはかなわぬものなり。
全ての謎を解くべくファンタムレディーに迫るキリコ、データ入力前にキリコを目視してしまった
ために、彼に特別な感情を抱いてしまった欠陥兵器ファンタムレディー、金目当てのはずが
ドタバタやってるうちに奇妙な友情でキリコとつながっていくゴウトたち損馬鹿トリオなんつって
(by千葉繁)。そんなこんなで第一部「ウド編」が展開するなり。(第四部まであるなり!)

このアニメ、「ガンダム」「イデオン」に続くサンライズのロボットアニメ「太陽の牙ダグラム」
後番組なり。この「ダグラム」、ロボットアニメとゆ〜よりコンバット+おっさん政治アニメで
メインメカニックたるダグラムらコンバットアーマーの魅力がサッパリ生かされてなかったなり。
(とはいえ、なんと75話も続いたことから判るように、プラモやトイの売り上げは絶好調。)

これに対し、「ボトムズ」では最初からATの魅力全開なり!そもそもタイトルの「ボトムズ」は
AT,およびAT乗り全体に対する蔑称(最底辺=Bottom)のことであり、主人公メカが
存在しないなり!「ガンダム」でいうと、アムロがGMやザクで戦うようなものなり。しかも
キリコ、「愛機」という概念がないので、スクラップから再生した自機をポイポイ乗り捨て。
主役の機体が量産品なアニメには他に「マクロス」のバルキリーや「モスピーダ」がある
なれど、ここまで徹底的なのは類を見ないなり。第4部「クエント編」ではそれまでの乗機
スコープドッグには一度も乗らず、逆に破壊するだけ。敵メカであるファッティーやツヴァーク
に乗っても変わらず強いキリコ。そう、このアニメではまさに「性能の違いが決定的でない」
なり!キリコはATの全機能を限界まで使い切って戦いぬき、生き残る兵(つわもの)なり。

全方位の敵に対し、ATの片足のターンピックで固定、もう片足のダッシュローラー全開で
グルグル回って機銃を乱射、敵を一掃!機体を押さえこまれたらATの頭部バイザーを
開放、そこからアーマーマグナム(対AT装甲用拳銃)で敵のメインカメラを破壊!
宇宙では、背負ったラウンドムーバーの推力で宇宙戦艦に足を密着、ダッシュローラーで
戦艦表面を疾走!ダッシュ中に受けた攻撃でバランスを失いかけるも、地面に機銃を
発砲、その反動で機体を立て直す!・・・とまあ、あらゆる手段でリアルロボット物の
中でも最弱・最安値のメカをこれでもかこれでもかと使いつぶす姿は感動的なり。
そしてラスト2回でやっと搭乗の主人公メカ??ラビドリードッグも壊して捨てるなり(笑)。
メカデザイナーの脳内設定ばかり先行してさっぱり劇中で生かされない、どっかの
アニメとはえらい違いなりなあ。ATはキャラクターを生かすための道具なり。

さてそのキャラクター、キリコ・キュービー。後に「主人公は死なない」ドラマの法則を逆手に
とった「異能生存体」としての設定も出てくるなれど、当初は「普通の兵士」だったなり。
しかしこの男、「軽さ」が流行の80年代前半のキャラとはとても思えぬ寡黙&無表情なりよ。
これがどのくらい徹底的ですごいかとゆ〜と、捕らえられ護送されるキリコを救うため、
せっかく手に入れた大金を上空からバラまいてしまった損馬鹿トリオに対しての一言・・・
「おかげで・・・助かった。」
・・・・・・・・
い、今、キリコが他人に礼を言った〜ッッ!!しかもわずかに微笑んでェェェ!!
劇中のトリオも、視聴者も驚愕の大事件!!アニメ誌でこれだけのためにカラー2ページ
特集を組んだところまで!!!(実話)・・・とまあ、そんなとんでもねえ野郎なり(笑)。
んでもってそれを演じているのがコントグループ・怪物ランドの郷田ほづみなんだから
ギャップがすげえなりなあ(笑)。「おやこんな所にお葉書が」(<知恵袋おばさん)

ひたすらシリアス、しかも自分が生き残るギリギリのところを駆け抜ける男、余裕と遊びの
ない男。それゆえに、シリアスだのハードだの、口先だけの安売りタフガイとはまるで
違う、面白くいじりがいのあるキャラであったなり。大滝よしえもんの場合、いじりすぎて
「一撃必殺・玉砕倶楽部」の右兵さんにしてしまったなりな(笑)。原型を留めてないなり。
ちなみに、同時期の「北斗の拳」のケンシロウみたい、てな投書が当時のアニメ誌で
あったなれど阿呆か貴様、逆なり!ボトムズの方が先に始まっているなり!馬鹿は粛清!
え?同じ高橋監督の「レイズナー」後半での主役・エイジの姿はどうなりや・・・って?
マッドマックスとケンシロウのパクリなり
(ミもフタもなくバッサリと断言)

ムムムムム?早くも時間なりや?また来週!待つべしったらべし!!


「装甲騎兵ボトムズ」


最近、ストラタからシェードに乗り換えてトータス/タートル系の丸みを
表現できるようになったラスカル先生の3Dモデリング展示サイトなり



「ウドのうどんは苦い Part.2」


(陸軍戦術研究所の会議の続き)

「愛・・・かつて俺が愛のために戦っただろうか?」

・・・とゆ〜のは「クメン編」ラストでのキリコのセリフ。こんなくっさいセリフを他のキャラが
ぬかしたら、市中引き回しの上打ち首獄門なれど、なにしろ戦争しか知らず、ようやく彼女
素体改めプロト1改めファンタムレディー改めフィアナ)もできたキリコのポツリとはいた
一言。うんうん、よかったネ〜、ついに「愛」について考えることができるようになったんだネ〜
と、肩をたたき涙ぐみ、ついつい応援したくなってしまうのは人として必然なり。ああ、
戦い以外は不器用で、朴訥で一本気で無表情、そんな主人公キリコ。泣き言すらめったに
ぬかさず、例えば第三部「サンサ編(宇宙編)」で強制的にかつてのレッドショルダー部隊の
残虐行為の映像を見せられた時のみ、かなり精神的にまいっていたなれど、この時も
戦いに没頭することで解消しようとしていたなりな。こんなキャラクターの声優として
郷田ほづみ氏を選ぶ時、「声のイメージはピッタリ、でも声優としての演技力はダメだけど」
「それでいい、採用」てな経緯があったそうで、朴訥さが演出上むしろ必要とされてるのが
わかるなりな。実際、後に新作ビデオ版のころには郷田氏の演技力が向上してしまい、
「もっと感情をこめず、下手に」やることを望まれてしまったくらいなり(笑)。
全く空前にして絶後なキャラクターであるなあ。

ウドでの治安警察と、その背後にいる秘密結社との戦いは、キリコを監視しつづけていた
ロッチナ大尉のメルキア軍情報部直属空挺部隊の介入で、街全体を崩壊させる大バトルに
発展。キリコも仲間たちとはぐれてしまうなり。「俺を一人にしないでくれ」・・・かつて、
他者を近づけぬワンマン・アーミーだった特殊部隊員が、こんなこと言うようになってるなれど、
この直後(TVでは語られてない部分・後のOVA版「ザ・ラスト・レッドショルダー」で)昔の
戦友たちの死と、フィアナの浮気?を目撃してまたちょっと元にもどってしまうなり。
そして続く「地獄の黙示録」風の熱帯での内戦に、キリコが傭兵として参加する「クメン編」
(クメン、と言うのはギルガメス連合のメルキア星の中の一国家。ウドと同じ星が舞台)
再びパーフェクト・ソルジャーの実戦テストを行う秘密結社。しかし、それはフイアナではなく
PS第2号・イプシロンだったなり。PSであることに絶対の誇りを持ち、自分のパートナーで
あるべきフィアナがキリコに特別な感情を持ち、不完全なPSになってしまったことが許せない
彼は、キリコを憎み、戦いを挑んでくるなり。クメン編のラスト、またしてもロッチナの空挺部隊
介入で舞台がぶっ壊されてしまい、つくづくキリコって疫病神・・・いや、ウドやクメンはまだ
マシなりよ。だって街1つ崩壊レベルで済んでいるなり。第4部「クエント編」なんて、惑星1つ
崩壊したなり!・・・あ、でもこれはロッチナが惑星自爆装置を作動させたせいなりな。
なんか、TV版に関してはかなりロッチナのせいなような気もしてきたなり(笑)。

(ネタバレ注意)

作られた人間、作られた兵士であるイプシロンは、そのアイデンテティーを「完璧な兵士」で
あり、何者にも負けない事に求めるなり。しかし、ただの人間であるはずのキリコに
どうしても一歩及ばず、ついにサンサでの決闘で敗死するなり。「確かにお前もPSだ」
人間に負けるのではPSとしてのプライドが・・・と、イプシロンは死にかけで言うなれど、
実はキリコ、アストラギウス銀河最大の宗教集団・マーティアルで言うところの
「触れ得ざる者」・・・かつて、銀河を支配した超文明の末裔・遺伝確率250億分の1、
という異能生存体。超文明の意思の集合体、この世界の「神」であるワイズマンの
後継者と目される、トンデモな設定の男だったなり。その特徴はとにかく死なないこと
大怪我しても致命傷にはならないし、どうやっても殺せる状況で相手の銃が故障する
ようなことすらおきる、絶対死なないマンガの主人公的特技の持ち主なりよ!
しかもこいつに触れることは死を意味する!ドッギャ〜ン!・・・って、バオーかい。
これほど大スケールで当事者も第3者をまきぞいにしてしまう主人公もいないなりなあ。
敵に回したり、手を出そうとしたら最後、究極銀河最強疫病神なりねえ(笑)。

こんな男に(刷り込みによって)ラブラブな女・フィアナさん。ちなみにこの名前はキリコが
とっさに叫んで以来、なんか嬉しかったらしく名乗ってるものなり。もっとも、ワイズマンが
キリコの意識下に仕込んでいたもともとの彼女の本名らしいなれど。この恋愛、仕組まれた
ものだったなり。戦いの中、希望を持たなかったキリコにワイズマンが与えた「目的」。
それに連鎖して生まれる愛やら恋やら支配やら、あたりまえの人間が持つ欲望を
戦争馬鹿のキリコに与えよう大作戦!というワイズマンの陰謀だったなり。でもねえ、
実際はキリコが奥手とゆ〜か、マジボケボケなもんで上手くいってたかどうか・・・
例えば「サンサ編」冒頭、クメンからの脱出後、気が付いたら謎の無人宇宙戦艦に
乗せられていた2人が酒を片手にラブラブ、一見おっとな〜なシーンなれど、
酒を口にして咳き込むキリコ・・・「酒を飲むのは初めてだ」(笑)!あんた、人生経験は
PSのフィアナより長いはずなのにこのザマかい!!なんか、キリコにしろイプシロンにしろ
あまりに不器用でほっとけないため、PSのフイアナも母性本能が発動してしまうみたいなり。
こんなんじゃワイズマンの後継者・・・新たなる「神」になったとしても、ワイズマンのような
憎悪と戦争による支配にはならず、優しい神様になったかもしれぬな、キリコの場合。

ムムムムムムム??また語りきれなかったなりや?
てなわけでまたしても続くなり〜!待つべしったらべし!!


「装甲騎兵ボトムズ」







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