「パンツァータンク(戦車戦車)だ!」


(帝国獣人類研究所視察時のコメント)

今日は総統ちゃん、とっても勉強になったなり〜。
わがワータイガーネコ科ライカンスロープ(獣人)と敵・ワーウルフイヌ科ライカンスロープ
はるか古代、元はといえばワーミアキス、とゆ〜同じ種から分かれたという話なり。平原に
住んで進化したのがイヌ科、森に住んで進化したのがネコ科。ははあ、だから平原に
住んでるワーライオン族は、イヌ科みたいに群れるなりな。ネコ科なのに虎と仲が悪いわけなり。
平原在住組でも、ワーチーター族みたいにやけに人なつっこくて、わが軍に義勇兵で参加して
くれるのもいるなれど。生まれと先祖によって、軍の中の立場もいろいろなりねえ。

で、思い出したなれど、今回はまた望月三起也作品なり。ワイルド7についで有名なのが
「秘密探偵JA」とこの「二世部隊物語・最前線」なり

第二次大戦後半、ノルマンディー上陸作戦以降の西ヨーロッパ・・・
親の生まれた国・日本が敵となったために強制収容所に送られた日系二世たちは、
アメリカへの忠誠心を示し、収容された家族の待遇を良くすべく、白人からの差別と
偏見、強力なドイツ軍相手に勇猛果敢に戦いをいどむ。現実にも彼ら442連隊は、
あらゆるアメリカ軍部隊の中でもっとも勲章を得ているなり。特に負傷者に贈られる
パープルハート勲章が異常に多いのが、彼らの激闘ぶりを物語っているなり。

主人公・ミッキー熊本伍長(のち軍曹)もそんな日系兵士の一人なり。
ひたすら自分や仲間の家族のため、白人のおしつける無謀な命令をやりこなし、
敵ドイツ軍に手痛いダメージを与え続けるなり・・・と言っても、前回語ったように
それは望月作品。「泣かせ」はもちろんなれどアクションやハッタリが優先なりよ!
そもそも、この作品が描かれた昭和40年代前期は戦争アクション映画がいっぱい
なり。TVでも「コンバット」とか「ラットパトロール」「特攻!ギャリソンゴリラ」などが
人気だったそうなり。「最前線」の書評として、二世部隊の苦闘がど〜たら書くむきも
多いなれど、見せ場はむしろドンパチの方にあるなり。例によって例のごとく、
面白作戦&ギミック&ハッタリで勝利していく様は快感なり。例えば、第一話では
不時着したイギリスのホーカー・タイフーン(この時期にタイフーンとは、おそれいった
マニアックぶりなり!)とその翼下のロケット弾で対戦車戦闘、といやまた初っ端から
素晴らしいアイディアなり。ちなみに、ヒットコミックス版では熊本伍長が
「パンツァータンクだ!」(訳・戦車戦車だ!)
なんていってるなれど、文庫版では「パンタータンク」に直されていたなり。
でも今度もドイツ語と英語が混ざってるなり〜(笑)。単にパンター(豹)とパンツァー(戦車)
を混同しただけなりな、ありがち。しかし、スツーカ(急降下爆撃機)めがけ手榴弾を
投げつけて撃墜するのはいくらなんでも・・・。また、例のごとく時代考証は怪しいなり。
例えば「鬼軍曹」の回で、いつになく部下に厳しく非情な熊本の変化の原因が、
ハワイに強制収用されてる皆の家族が、日本軍の接近にあわせアラスカに移動させる
計画を知り、皆を動揺させず、計画を撤回させるほどの戦果をあげるためのものだった、
というエピソードなれど、これ、時期が1944年のアルデンヌなり。日本軍、ハワイに
迫るどころか本土空襲されてボコボコの時期なり〜!!ちょっとこれもひでえなり。

ちなみに劇中ではハワイの収容所、ってな記述があるなれど、ハワイは日系が多すぎ
(当時四割、現代では二割以上が日系)で、全員収容所送りになんかしたらハワイ社会が
成り立たなくなるので、当局に危険と判断されたごく一部の一世以外は、本土の
日系人と違ってそんなにひどく迫害されたわけではなかったみたいなりな。この辺は
下の方のリンク先のサイトに詳しいゆえ、そっちで各自調査するべし。

あと、昔の資料が少ないころの漫画ゆえ、プラモを参考に戦車を作画していて、しかも
そのプラモも今とちがってちゃんと取材してないので、スケールキットとしてちといいかげん。
タミヤの初代パンター、ロンメル(ヤクトパンター)、フジミのタイガー(妙に幅が狭い)、
タミヤMMシリーズの25ポンド砲(おかげでヨーロッパなのに兵の服が熱帯仕様)・・・・・
と言った、何のプラモがもとになったかまでわかってしまうなり。もっとも、当時キットになって
なかった1tハーフトラックのFLAK38機関砲搭載対空自走砲、なんてのも出てるなり。

「でも、防盾全体が動いたり、あと兵が使う棒型手榴弾の発火のさせ方がまちがってるザマス」

ムム!大滝よしえもんからの電波、軍オタまめちしきがくどいなり。望月作品にそ〜ゆ〜
細かいことを言ってはいかんなり!これはこれ!あ!そうそう、他にも・・・
マジな少年誌向け「最前線」に対し、成年誌でおバカの限りをつくす戦争物もあったなり!
その名も「ごくろう3」
・・・何なりやこのタイトル??ちなみにサブタイトルもダジャレばっかしなり。

第二次大戦後期の北アフリカ・・・砂漠の戦場にやってきた日本人3人組。
和服の小さな婆さんは、ドイツの伯爵家に嫁いだけっこうな有力者。その娘・久美とその
夫・吾典のヨーロッパ一週新婚旅行について来たなり・・・って、親が付いてくんなっつうの、
ってゆ〜か、戦争やってるとこに何ゆえなりや(笑)!!婆さんのマイペースと娘の色気で
敵も味方もまともに戦争やっとられんほどかき回されるなり!いやもう、最初から最後まで
ドタバタのスラップスティック。いわゆる「バタくさい」(死語)カートゥーン的ギャグの連発、
少年漫画でのいつものパターン以外に、こ〜ゆ〜おっさん大喜びなギャグも先生得意なりな。
「OH!刑事パイ」とか「うるとらSHE」とか。特に「ごくろう3」は、スピルバーグの「1941」に
先んじたミリタリードタバタの傑作なりよ。大滝よしえもんみたいな軍オタ馬鹿者の脳内物質
ミリタリン(by『戦車研究室』掲示板より)常時分泌者にはたまらんなり。まあ、「最前線」
同様に考証とかはめちゃくちゃなれど、例によってそんな些細なものはど〜でもよくなる、
アイディアとシチュエーションの暴走がたまらんなりよ。土人の戦争に巻き込まれたり、
捕虜になりながら駆逐艦をバクチのカタにまきあげたり、ミイラ男にとりつかれたり・・・
その都度、なんか無造作に人が死ぬなり(笑)!いやあ、こーいードライにお笑いで人が
死ぬ作品って、日本の漫画では珍しいなりな。思いっきりウェットに人が死ぬ「最前線」
とは、作者が同じなのにえらいギャップなり(笑)!大滝よしえもんからの電波によると、
こ〜ゆ〜のがスキなので、やたらと人が死ぬギャグばかりになるみたいなり。

ホントは「ケーニギンティーガー」「タンクガール」とかみたく死にまくる予定だったのに、
ワーウルフもタイガーも頭を吹き飛ばされたり、銀の弾丸をくらわない限りは死なぬ上、
さらにのらごんまで参加しちゃったゆえこんなになってしまったとのことなり。

思うに、望月先生の戦争物は娯楽性優先ゆえ、むしろ「戦争映画漫画」とでも呼ぶべき
ジャンルではないかと考えるものなり。と、いったところで総統ちゃん命令第2750号!
二世部隊主役の映画を・・・え?作ってるの??ならよし!!・・・んでは、
戦争スラップスティック馬鹿映画を、ジム・エイブラハムズ&ザッカー兄弟に作らせるべし!
べしったらべし!!べし!


二世部隊物語・最前線/ごくろう3


左は少年画報社ヒットコミックス版、全4巻なり。
右は最近のホーム出版版。「悪一番隊」「愛と青春のワンプカプカ」
など、他の二世部隊物も後半の巻に収録されているなり。

ミッキーの顔(特に目)が師匠の吉田竜夫氏風なりな。
マッハGO!GO!GO!な感じなり〜。(笑)

左・ビッグコミックス版、右・サンコミックス版、各2巻なり。
スラップスティックミリタリーギャグの傑作
ビッグコミックス版とサンコミックス版があるなり


まじめに二世部隊について詳しいサイトなり



「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼ〜ん」


(部隊対抗銃剣術大会において)

いやもうえらいことになったなり。ワータイガーは多少の刺し傷では死なぬゆえ、
本物の剣で試合するもんだから会場血まみれで放送禁止なり。なんか、「ゾンビコップ」
ってゆ〜、刑事がゾンビ化しちゃったので犯人ゾンビと撃ち合って双方ボロボロに
なっても死なぬ・・・ってゆ〜か、すでに死んでるなれど、あんな感じなり。下手に
頑丈だと、本来の目的を忘れて意味なく戦ってしまうのが愚かなりな〜、われ等
ライカンスロープは・・・いや、のらごんの域まで行くと別次元なれど。奴ら核兵器の
直撃でも傷つかないから、無邪気すぎてかえって怖いなり。いい反面教師なりね。
今回はもっと精神的な勝ち負けを決めるべきだったなり。肉体でなく、心を斬るなりよ!

そんなわけで本日は「十兵衛ちゃん」を語るものなり。1999年のテレビ東京深夜1クールアニメ
の傑作なり。この年のアニメとしては最初に語った「OH!スーパーミルクチャン」と並ぶお気に入り。

冒頭、300年前の柳生十兵衛と竜乗寺新影流の剣士の戦い・・・の前のテロップで時代背景の
説明があるなれど、直後「テレビは部屋を明るくして見ましょう」・・・早速の「ボケ」が〜!!
本編に入る前からボケるとは見事なり、その意気やよし!で、老いた十兵衛は戦いには勝つ
なれど、寿命で弟子の小田豪鯉之介に、後を継ぐ者の条件を述べて死ぬるなり。条件とは・・・
「・・・ぽちゃぽちゃの・・・ぷりんぷりんの・・・ぼんぼ〜ん」
・・・A plump・・・bouncy・・・bon bons・・・(英語字幕版)(注1)

阿呆なり!まごうことなきただの阿呆なり!!しかも、2代目に渡すべきアイテムの名は
「ラブリー眼帯」(注2)
なぜに英語〜!?これらのボケをず〜っとシリアスな演技で続けるという、総統ちゃんの
大好きな「ボケっぱなし」(たまにツッコミあり)が全編通して続くなり。ゆえに、ギャグ周波数の
会わぬ者は見んでもよし。大地丙太郎総監督桜井弘明監督なので、知ってる人はどんな
ノリなのか理解可能なり。とにかくテンポがいいなり。「間」が最高なり。この前にこの2人が
アニメ化した「すごいよ!マサルさん」(注3)もそうなれど。ギャグは動きや会話のテンポが0.5秒
狂っても台無しなり。ドラゴンボールみたいに、アニメが連載に追いつかないように伸ばし伸ばしの
作り方だと、このへんが全く無残な有様。逆に1クールなら力尽きず全力疾走できていい具合。

そして現代、田舎町に引っ越してきた菜ノ花親子・・・ゴーストライターの父・と娘の自由
通称「じゅうべえ」。下校中、竹やぶで道に迷った自由は気力だけで300年、若い姿のまま
生き抜いた鯉之介(注4)と遭遇。300年目にして前述の条件にあてはまるとして、自由に
ラブリー眼帯を託し、その手下として居候するなり。ラブリー眼帯を身に着けた自由は初代
十兵衛の剣術を身につけ、同時に服と姿(数歳成長して表情が険しくなる)が変身するなり。
同時に、300年前お家取り潰しになった竜乗寺の子孫一党は、二代目十兵衛の出現を感知、
過去の怨念に執り付かれている彼らは当初、自由のクラスの担任として現れ、そのつど討ち果た
されるゆえ、毎日担任教師が替わってしまうなり(笑)。実は竜乗寺の一族である学校の先輩・
四郎は現在の当主である双子の弟・ハジメ(注5)と、愛する十兵衛との間で苦悩、でもこやつも
ボケボケゆえいつものノリなり。(繰り返し型のギャグがいいなり)そして本筋とは全く関係ない
レギュラーキャラクターたち・・・バンカラトリオ、白幡丸乙女一党、転校生ラブリーズが例の
ノリでこの変テコな世界観を組み上げているなり。基本的にストーリーの流れはあるものの、
常にギャグやボケを一貫して通しきるところがえらいなりな。あかほりあたりだと、当初おふざけ、
ラスト前だけ次々に仲間が散ってシリアス(例・ラムネ&40炎)なんてへっぽこな代物に
なるなれど、このへんのバランスは(好みにもよるなれど)ほとんど天才の仕事なりな〜!

一族に怨念を植えつける元凶・太鼓太夫の呪いは、十兵衛の剣によって文字通り断ち切られ、
正気に返った剣士たちはそれまで囚われていた道から、本当に望んでいた新しい人生への
道に踏み出していくなり。常に、2代目としての宿命を拒み続ける自由も、救いをもとめる者や
仲間の危機に拒みきれず、十兵衛への変身と戦いを続けるなり。これに父との過去の確執、
竜乗寺兄弟の過去など、まあ「人生」と「道」のお話なれど、設定自体が大馬鹿ゆえ、
完全なシリアスにしなかったのは大正解なりな。ついていけない人もいると思うなれど、
この独特の「味」は大地丙太郎や桜井明弘、ナベシンのノリが好きな人にはたまらんなり。

ところで、かつてキャラクターデザイン原案担当の漫画家・むっちりむうにい(スゲえ名前なり)
がアニメ誌「AX」で連載していたなれど、なんと先日「トラマガ」(トラウマ・マンガ・マガジン
・・・これまたすげえ名前なり)創刊号から新連載が始まってしまったなり〜!!
しかも、今度の敵は「シベリア柳生」!?・・・江戸柳生、尾張柳生ってのはよく時代劇で
聞くなれど、シ、シベリア(笑)!!しかも鯉之介、なぜか復活してやがるし!!

こんなところで総統ちゃん命令2810号!!こういった短くスカっとまとまった
オリジナルアニメをどしどしやるべし!やりたいことがないのに適当な仕事を垂れ流す
エセ脚本家など要らぬなり!「道」を前に進まんというやる気のある者、出ずるべし!
べしったらべし!!べし!


(注1)海外だと「ジューベーチャン・ザ・ニンジャガール」ってなタイトルなり。ニンジャ!?
(注2)1つ以外全く無意味な7つの秘密があるなり。しかしあの紐の付き方だとまっすぐ
顔に付かないなりな。あと、監督によるとプラスチック製みたいなり(笑)。
(注3)マサルさんでやっていた「恐怖新聞の鬼形礼風の横顔で驚愕」を2話でもやってる。
(注4)気力が尽きると急激に老化・・・というかミイラ化してしまうなれども、水をかけると
再生するなり・・・インスタントなりや〜!!最後は任を果たし肉体消し昇天するなれど・・・
(注5)実は子供のころそれぞれの境遇を疎み、入れ替わっているため名前が逆なり。
本人も言ってるなれど、なんで次男なのに名前が「四郎」なりや?(無論いつものボケ)


「十兵衛ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密」



ファンサイト・「十兵衛ちゃんを追え!!」



「かしらかしら、ご存知かしら? Part.1」


(親衛隊少女合唱団発表会において)

いや今回も悲惨なことになったなり。だいたい、歌が難しすぎるなりよ。誰?作詞作曲・・・
J.A.シーザー??ああ!「ウテナ」の決闘シーンでの挿入歌とかの原曲の人なりや!!
ちょっと使わないような難解な単語の連発で、曲も歌いこなすの大変なんで、女の子たち
次々に舌かんで悶絶なり・・・そんなにめんどうなりや?ちと歌ってみるなり。え〜、
♪ぜったい うんめい もくしろく ぜったい うんめい もくしろく
もくし くしも しもく くもし もしく しガブッ
フギャ〜!!
かんだ かんだ!舌かんだなり〜ッッ!!(流血しつつ)ウヌレ!電波ソングのくせに
なんて難易度の高い楽曲なり!あと、「バーチャルスター発生学」では息継ぎに失敗して
またみんなバタバタ倒れてたなりな。お、恐るべきアニソンなり!!・・・てなわけで今回は
TVアニメ「少女革命ウテナ」を語るものなり〜!!

幼いころ、両親を同時に失い、生きることに絶望した少女は一人の「王子様」(ディオス)との
出会いにより立ち直り、以後「自分もあこがれの王子様になる!」となんか間違った道に
進むなり!天上ウテナ、鳳学園で一人学生服にスパッツ姿の女子中学生の彼女はスポーツ
万能、男女共に人気者。ある日、彼女は生徒会メンバーたち「薔薇の花嫁」・・・エンゲージ
(男女問わず)したものは「永遠」を手に入れられると「世界の果て」に約束された者・・・である
姫宮アンシーをめぐる「決闘」にまきこまれていくなり。なんだかよくわからん設定なれど、この
アニメは非常に前衛舞台劇風に展開しつつ、ボケボケのギャグを取り混ぜて進行する実に
シュールな既知外一歩手前の作品ゆえ、あまり突っ込んではいかんなり。(かなり抽象的なり。)
で、噴水のところから螺旋階段(後半はエレベーター)で上がっていける「決闘広場」には、上空に
逆さになった城の幻が浮いているなり。ここでデュエリスト(決闘者)の資格・・・薔薇の指輪を持つ
生徒会メンバーと、かつて「王子様」にそれをもらったウテナはアンシーとのエンゲージの権利を
めぐっての決闘・・・刀剣により、相手の胸に付けた薔薇を落とす・・・を行い、本来、最初の
エンゲージ相手であった西園寺の横暴に怒ってのものだったなれど、友情やら何やらで勝ち
続け、以後決闘の連続になったなり。アンシーというのは、見た目インド人風眼鏡っ娘で、大変
ボケボケなり。「エンゲージした相手にはなすがまま」であり、なんかエロエロでヤバいなり。
しかし、その裏では違う方向でものスゲえヤバい女なり。ってゆ〜か、よく夕方6時にやれた
なりな、このアニメ。アンシーだけでなく、異様にアダルトでえっちぃなり。ポッ(頬を赤らめる)。

正直、最初観た時はこんなに面白くなるとは思ってなかったなり。オープニング、かなりかっちょいい
(でもポケモンの事件以降、そのままではTVで流せない)なれど、感想は「レ、レズアニメ??」って
感じなり。第一話もまだギャグが少ないせいで、宝塚的な雰囲気なり。これが第2話で登場する
小さな猿?だか鼠なんだかな(しかも後には定期的に卵から生まれ変わる、という異常な生態
が判明する未確認生命体)チュチュが、初登場でビスケットをのどに詰まらせあわや死亡
しかけるシーン、そして決闘シーンのクライマックス、上空の幻の城から舞い降りてきたディオスの
幻影と、ウテナの合体(重なり合った瞬間、ぞんざいな薔薇の絵がヤバいものを隠すようにかぶさる)
で大笑い、そして第3話で生徒会長の妹・七実がアンシーを陥れようと図る陰謀と工作の
ハズしっぷり、それにボケボケで対応する他の人たち、とまあ、ずんずんシュールギャグになって
いくなり。もう、美しいんだか馬鹿なんだかカッコイイのか既知外なんだか、とんでもないカオスな
アニメなれど、それはそれで不思議と気持ちいい麻薬的空間体験なり。ああ、こればかりは
実際に観てもらうしかないなりな。この笑いの部分は後をひいて、「十兵衛ちゃん」「デ・ジ・キャラット」
桜井監督(ウテナ本編にもちょっと参加)によるセガサターンのゲーム版も、なかなかイカす
代物だったなり。だけど、狂気の根源は監督の幾原邦彦の頭脳なり!学生時代に見た
「天上桟敷」の演劇などにカルチャーショックをうけ、この傷がいい具合に変換されこのような
作品を生み出してしまったみたいなり。「芸術とは他人の狂気を覗く楽しみ」と言った人が
いたなれど、まさしく「ウテナ」は幾原監督の妄想力と狂気でできた芸術品なり!!

ムム?もうこんな時間なり。次回までしばし待たれい!!
待つべしったらべし!!


「少女革命ウテナ」

アニメ誌の付録やセガサターンのゲームのガイドに掲載された馬鹿企画物。
「アキオカー」とは、アンシーの兄で学園理事長代行の暁生専用車のことなり。
次回語るなれど、「世界の果て」を見せてくれる、大人世界への入門カー??なり。

アオシマ合体モデル風「アキオカー」。(この手のパロディーとしては最初のもの)あ、あほなりや??


「面堂ファミリーパニックセンター/アニメソング翻訳/少女革命ウテナ」
海外のアニメファンサイト。アニソンを英訳するコーナーがあるのが面白いなり。







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