必 殺シリーズ最狂作品なり!

(総統ちゃん快気祝いパーティーでの演説)


「おいコラ!この道はどこに行く!?」
「一本道だよ」
「どこへ通じている聞いているのだっ!」
 「この道をず〜っと行くと
・・・地獄へ逝くのさっ!」

(ドスで刺殺)


・・・というのは「翔べ!必殺 うらごろし」の悪役と「おばさん」(市原悦子)の 対話、

時代劇「必殺」シリーズは総統ちゃん誕生以前に終わっているので、ビデオで観たことがあるだけなり。なんか
シリーズ初期と「仕事人 V」あたりからとは、同じ作品とは思えない変化があるなり。
前者が「古い時代劇のお約束抹殺」なのに対し、後者は「定番シリーズ」になりさがってしまっているなり。
「安心して観れる」必殺なぞいらぬなり!!!

初期「必殺」で中村主水が出演していない物のいくつかは、テレビ東京に権利が移ったと思われ、たまに再放送
されてるなり。(「助け人走る!」で主水がゲスト出演、ジャンプ空中一回転斬り結び、という主水にあるまじき
高機動性を発揮した例外あり)
仕掛人・梅安」 シリーズを原案としてアレンジされた一作目・「必殺仕掛人」はそれまでのアンチお約束時代劇ヒーロー「木枯らし紋次郎」の視聴率を超え、最強反体制時代劇 シリーズの開祖となったなり。
なお、「パラパ〜パパパパパパパパラパ〜」で始まる殺しのテーマ音楽を「仕事人のテーマ」という輩もおるが、
あれは「仕掛人」のエンディング曲なり。

まあ、この後の「仕置人」も第一話からものすげえなれど、ここは前期作品中
最強・最狂・最イレギュラーの「翔べ!必殺うらごろし」を語るものな り!!

前述のとおり、「うらごろし」は最後の1話しかビデオになってない上、BGMや主題歌のサントラすらない冷遇
されまくりの2クール未満作品なり!(追記・DVD化されたなり)
シリーズ最低の視聴率で、シリーズそのものを打ち切りにするところだったせいなれど、まったくGやWガンダム
を評価しない一年戦争原理主義者並のダメ視聴者どもなり!そもそも必殺シリーズ自体が定番・体制化したら
意味がないなり!後半のただシリーズを続けるためだけのベタベタ必殺にはげんなり、なりなり。では、
「うらごろし」は名作なりや?と問われれば・・・やりすぎ。

主人公の殺し屋(商売じゃないけど)3人。「先生」「おばさん」「若」。
本名すらないなり。「先生」 (中村敦夫)は独自の宗教の修験者。パンチパーマにパンタロン、マント姿。
「おばさん」はラストで判明するが記憶喪失のもとプロの暗殺者。
」(和田ア キ子)は男装(たまに禅僧風)のごつい女。
ぜ・・・ 全員怪しい

毎回、悪人に食いものにされたり殺されたりした人たちの念や霊が超常現象をおこし、必殺シリーズとゆーより
Xファイルとゆーか怪奇大作戦とゆーかMMRな展開なれど、死者の恨みの声(電波?)を受信した先生たちが
必殺シリーズなのに朝っぱらから悪人を惨殺しまくるな り。

先生、朝日を浴びエネルギー充填!超人的高機動で悪人に急接近、ジャンプ一閃!!
手にした旗竿が槍のよ うに悪人の胸をブチ抜く!!!

若、悪人を素手で殴る!殴る殴る殴 る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る!!撲殺!!!
(石でとどめ、の場合もあり)

仲間を惨殺された悪い山伏、芋を焼いている「おばさん」に遭遇。

「『いろは数え歌』教えとくれ。いろはのいの字は何て言うの?」
「ははは、『犬も歩けば棒に当たる』だ」
「違うよお坊さん、イ ロハのイの字は・・・・命いただきますの『イ』・・・ですよぉ〜!!」
ドスで刺殺!!!(怖すぎ)

さ、最強?

実のところ、あまりの不人気に予算が減らされたのかやる気が失せたのか、後半の先生出撃シーンやラストの
山越えシーンがバンクになったりするなれど、それでもヤケクソにアナーキーだったという話なり。

てなわけで総統ちゃん命令第1859号!
テレビ東京は「うらごろし」を買い取り、ただちに昼の時代劇の
時間帯にて放映すべし!べしったら べし!!べし!

(拍手、同時に皆一斉に逃走)

「負け〜てくやしい花いちもんめ〜」

(「必殺からくり人」・夢屋時次郎のマネ)

KABOOOOOOM!!!

(再び自爆。再入院)

「翔べ!必殺うらごろし」






ア フガン戦車で2連発なり!Part1

(総統ちゃん、2度目の快気祝いパーティーにてまた演説)

「TANK, RPG,  KAPOOM」

(いきなり対戦車ロケットランチャーを発射、弾頭は窓を飛び出 しどこかに飛んでいく)
(濛々たる煙の中から総統ちゃん、登場)

・・・とゆーのは、映画「レッ ド・アフガン」で、戦車長にスパイ扱いされ殺されかけ、ゲリラに救われた主人公の
ソ連兵が、故障したRPG-7ロケットランチャーを修理してやった時のセリフなり。この映画、どー観てもイスラエル
で撮っており、ソ連兵も英語をしゃべっているなり。アフガン人は何語なりや?

この映画、原題は「THE BEAST」。つまり「野獣」なり。
主役メカ・T-55役のTiran5(Ti-67)・・・元T-55 なれど、捕獲したイスラエルにより主砲などを換装され、内部も
改装された物。映画では大型雑具箱を外され再びT-55風シルエットに・・・を表す比喩なり。我がワータイガー
帝国の「獣戦車」みたいなり。(ちなみに機関銃もM2をDshk風に改造してそれっぽくしてるなり。)
劇中、イスラムの聖者がダビデが石もて倒すべき敵(ゴリアテな気もするが)にたとえて野獣と呼んでいたなり。
タイトル通り、この戦車も主役の一人なり!

(注・前半ストーリー・ネタバレあり)

ソ連のアフガン侵攻の時代。
冒頭、男たちがゲリラ活動に出かけて留守の村を戦車小隊が襲い、家を吹き飛ばし家畜を殺し、井戸に毒を
放り込んで壊滅させるなり。村に残っていた若い長は火炎ビンの奇襲攻撃で一両を撃破するも捕らえられ、
キャタピラで潰されてミンチにされるなり。命じた戦車長「戦車小僧(タンクボーイ)」は、第二次大戦中の子ども
のころ、木の上からヒモで吊るされて、上から通過するドイツ戦車に爆薬をなげつけて戦ったほどのベテラン
なり。ってゆーか、そのせいかちと壊れぎみなり。

帰ってきたムジャヒディン(イスラム聖戦士)たちは、悲嘆にくれる長の婚約者から事情を聞き、後を継いだ長の
弟は報復を誓うなり。うまい具合に「戦車小僧」の戦車だけ、道を間違い行き止まりの道に入ったなり。ムジャ
ヒディン諸君は走って(一部はバイクだが、大半は足で)追撃を始めるなり。

「戦車小僧」は主人公の操縦士・コベチェンコとイスラム系の戦車兵が気に食わず、ついにはスパイ扱いで
イスラム系を射殺、コベチェンコにブービートラップを仕掛けて岩に縛りつけ、追って来るムジャヒディンへの
オトリにするなり。別に追ってきた村の女たちの投石で殺されかかるコベチェンコ。しかしイスラム系に教えて
もらった慈悲を乞う言葉「ナナワテ」を叫び、一瞬女たちの手が止まる。駆けつけた新しい長たちに救われた
コベチェンコは、彼らの故障したRPGを修理、「戦車小僧」抹殺に協力を約束し、共に追撃に参加することに
なるなり!

と、いう感じで後半に続くなれど、あとはレンタルや中古ビデオ店で探してみるなり。また大滝よしえもんの知人
は貸してもらうなり。人間ドラマでは昨日まで敵味方だった2人の主役の友情と別れ、
アフガン人とソ連兵の間にある越えられない心の谷間、などを描いているなりが、総統ちゃんはひたすら
戦車カッチョイイ〜!だっ たなり。
蜃気楼の向こうから、幽鬼の如く走り来るムジャヒディンたち、次第にポンコツ化していく戦車と並んで壊れッ
ぷりがひどくなる「戦車小僧」。戦車内部の細かい描写、追い詰められた戦車兵の恐怖、怒りに燃えるムジャ
ヒディンの猛攻、低予算映画でこれほど緊張を保ち、戦争を描く気合のはいりっぷりは見事、お見事なりけり!
なんか総統ちゃんにしては珍しく、マジ作品ベタ誉めなりね。

総統ちゃん命令第1901号!
中古ビデオの発見は困難やも知れぬなれど、奮励努力して捜索すべし!またはどこかのテレビ局、また放映
すべし!べしったらべし!!べし!

(拍手、例によって逃げの体制に入る聴衆)
(しかし力つきたようにバッタリ倒れる総統ちゃん)
(後ろに壁があるのにRPGを発砲したため、後方爆風で背中が 焦げている)
(再々入院)

「レッド・アフガン」






ア フガン戦車で2連発なり!Part2

(いいかげんしつこいが、快気祝いパーティー3回目)

「ナナワテ!シェラビ!!」
と、レッドアフガンの主人公風に許しを乞うものなり。このところの総統ちゃんの自爆ぶりに国民諸君もあきれ
気味、と思われ赤面の至りなり。ごめんちゃ〜い(おもいっきり可愛く)。

(一応拍手するも、疑惑の念を捨てきれぬ聴衆)

前回に続いてレッドシリーズ第2弾(嘘)、「レッドストーム・アフガン侵攻」 について語るものなり!このシリーズ
は他に「レッドオクトーバー」「レッドソニア」「レッドドラゴン」「レッドアリーマー」「レッドマン」が有名なりね。(大嘘)

原題は「Afghan Breakdown」。こっちはソ連・イタリア合作映画。ギリギリまだソ連があった1991年、もちろん
ペレストロイカでがんばれゴルビーな時代の作品なり。でも、日本に入ってきたビデオはイタリア語吹き替え
バージョンなので、ソ連兵のくせに「シ・セニョール、グラッツエ。」じゃねーだろ、なり。

戦争末期、ソ連軍はアフガンから撤退を開始するが、復讐に燃えるムジャヒディンは生かして帰すかと帰路を
襲う。ベテランの前線指揮官・バ ンドゥーラ少佐はゲリラとの無慈悲な戦いの一方、友好的な地元の民に薬を
融通してやったり、無事撤退のためにゲリラとの裏取引(銃器の提供)を行ったり、不倫したりで忙しく立ち
回ってるなり。しかし、提供した武器を持ったパキスタン帰りのゲリラ(タリバンみたい)に奇襲され、撃退に成功
するも損害を出すなり。友好的な民の村に逃走したゲリラを掃討すべく、バンドゥーラ隊のアフガンでの最後の
戦闘、そして空しき結末なり。

この映画、「プラトーン」や「フルメタルジャケット」のソ連版、といった感じ。娯楽性は不足なれど、アフガンでの
ソ連軍の嫌戦気分はよく出ているなり。女性をつれてBMP-1で市場に買い物に行くエピソード、将軍の子息の
新米将校、フレアをばら撒きながら離陸する戦死者を運ぶ輸送機、などなど、いろいろ印象的なれど、総統
ちゃん的にこの映画の見所は
出てくる兵器が全部本物である上一部実弾をブっぱなしている
ところであると主張するものなり!

どうもこれ、イスラム系旧ソ連共和国(カザフとか)で撮影しているらしく、ソ連軍全面協力みたいなり。だから
T-62、BMP-1、BMP-2、 BTR-70、BRDM-2、Mi-17、Mi−24など、バリバリ登場するなり。フランス製ヘリを
ロシア製に見立てる戦争映画は数多いなれど、ハインドが本物の機関砲・ロケット弾・フレアを撃ちまくり、
ラストシーンでMi-17と大編隊で飛ぶ、なんてのは他にないなり!「アバロン」でポーランド軍のハインド1機調達
するのに苦労した押井守監督が見たら、悔しさに血涙ブシュ〜なゴージャスぶりなり。(全部実弾、ではなくカット
によるが。もしかすると、物価の差で下手にプロップ使うより安上がりだったりして。)
BMPの車内にだれも入らず上に乗ってる(狭い。あと、地雷や RPGをくらった時車内だと全滅しかねない)ところ
など、大変リアルであり、アフガン戦のプラモのディオラマを作る前に観るとかなり参考になるものなり。

ところで、総統ちゃん的印象に残るシーン
1・買い物に行くBMPと狭い道ですれ違った地元の乗用車、ハンドルを切りそこね路肩に転落、横転。
  全く動じず走り去るBMP。
2・軍曹の二等兵いじめシーン。実は愛してそうでなんかやおいっぽいな り。
3・新米将校が市場でビデオデッキを買いたがっているが、どうも戦時下のアフガンよりソ連では入手が困難
   らしいなり。世も末なり。
4・冒頭、RPGで撃破された装甲車の生き残りの首を、なにげにナイフでサクっとえ ぐって殺すシーン。
  すげえ痛そうなり。
5・オープニング、イスラム教徒の赤ちゃんの・・・ちんちんを切れ難そうなナイフで 割礼するシーン
   ・・・総統ちゃん、女でよかったなり〜。

てなわけで、総統ちゃん命令1989号!
この作品もビデオ絶版なれど、「レッドアフガン」ともどもDVD化すべし!(追 記・海外版はあり)
べしったらべし!!べ し!

(拍手、と同時に後列から麻酔銃を持った狙撃手たちが発砲)

「フギャ〜!!・・・ぐ〜すやすや」

(総統ちゃん、安眠)
(調べてみると、テーブルの下に劇中に登場する30mmグレ ネードランチャーが隠されている
・・・ようやく、無事退院)
「レッドストーム・アフガン侵攻」





       

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